第257号 人材社会学と市場経済学、フィッシュボーン活用術
┏╋━ 知って得する経営塾 ━━━━━━━━ 第257号 2010年5月10日━━
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╋┓ 現場叩き上げ執筆陣による中小企業経営コラム
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■□■ 目次 ■□■
タックスペイヤーの視点107 税理士・編集長 榎本 恵一
問題を解決する -フィッシュボーン- 中小企業診断士 駒井 伸俊
編集後記 副編集長 秋葉 和彦
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■□■ お知らせ ■□■
★『日本経済後半戦の展望』セミナー 6/10(木)開催!
恒例となりました藤原直哉先生のセミナーを開催します。
今回は東京・錦糸町にて開催します。詳細は下記URLよりご覧下さい。
多数のご参加をお待ちしております!
詳細はこちら⇒【https://www.ecg.co.jp/course/_610.php?mm=257】
★『出前経営塾』開校します!
経営者にとって勉強は常に必要なものですが、やる気はあってもどこで勉強
したらよいのか?セミナー等どのようなものが必要なのか?などお悩みにな
っているかと思います。
今回、『出前経営塾』を上記セミナーの前に無料で開催します。常に経営者
の相談相手となっている税理士や経営コーチが、皆様のご希望のテーマに沿
った形で勉強をして頂く塾を開校します。少しでもご興味のある方は、上記
URLよりお気軽にお問い合わせ下さい。
★『奥様医業経営塾2010年上半期(第2弾)』追加開催分締切間近!
4月開催で多数のお申込を頂きましたが、定員数の関係でご参加頂けない方
もいらっしゃいましたので、追加開催をする事になりました。
是非この機会にご参加下さい。ご参加を迷っていらっしゃる方は、是非一度
お気軽に担当までお問い合わせ下さい。複数回なので、一部日程が厳しい方
は日程調整もできる範囲で対応しますのでご相談下さい。
詳細・お問い合わせ先はこちら
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タックスペイヤーの視点107 税理士・編集長 榎本 恵一
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皆さん、こんにちは榎本です。GWは各地それなりに晴天であり、ある面良か
ったです。このような全面的な晴天は8年ぶりとか。
子供の日のニュースを見ていて毎年思うのですが、「16年連続子供の数現象」
とかの見出しが付きますが、そもそも、小子化に歯止めが掛かっていない以上、
これから先ずーっとこの表現を使うと可笑しいです。
高齢者の増加も毎年増加としてもやや変ですね。そもそもわが国は超小子高齢
化社会なんですから!
今週は雨模様で中々皐月晴れは続きません。天気が良かった反動かギリシャ問
題は頭が痛いですね。ユーロ圏初めての出来事で何とか封じ込めようとしてい
ますが、どうなることやら。
※ギリシャ問題については、昨年末に経済アナリストの藤原直哉先生との対談
にて議論しております。こちらもあわせてお聞き下さい。
【https://www.ecg.co.jp/blog/pod-taidan_003843.php?mm=257】
さてさて、今回の本題である先月の沖縄での人事研修(楠田塾)で初めて聞く
言葉というか考え方を知りました。今日はこちらを皆さんと共有したいと思い
ます。
その言葉とは、『人材社会学』です。これは、楠田先生が今日的課題として必
要性を説いています。
そもそも、第一回目の労働白書を楠田先生が執筆していた時、この『人材社会
学』を重点的に記述されたそうですが、当時のGHQの反論で原案がボツにな
り、市場経済学を重点として執筆し直し採用された事をお話し頂きました(賃
金事情2010、1月5日、20号参照)。
私は、非常にショッキングな話を聞き、冒頭に書いた小子化の影響は戦後にそ
のスタートを切っているとの思いを持ちました。
そうです、市場経済も大事だったのですが、『人材社会学』なる発想の学問も
当時恐らくは無かったか少なかったと思いました。
では『人材社会学』とは何かですが、これは心豊かな社会創造の一方、市場経
済学は活力ある経済の強化です。よく、ライフワークバランスとのテーマを見
ますがこの考え方を学んでいない社会では根本が駄目です。
今、不況の中で今一度、『人材社会学』を学ぶ機会を増やさなければなりませ
ん。
人材社会学の事は次号に詳しく書きますが、人材を中心に市場経済(MONE
Y)重視の経営であった訳であり、その反対の社会を中心に考える人材社会(
MIND)は、家庭、教育、生活をきちんと学ばせ、その考え方を身に付けな
がら市場経済に挑戦する事です。
今からでは遅いのではなく今だから出来ると私は思っています。
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問題を解決する -フィッシュボーン- 中小企業診断士 駒井 伸俊
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前号では、会社の現状を分析するための枠組みの一つであるSWOTの応用形
のクロスのSWOTをご紹介しました。
本号も本来ですと、まだまだ色々とある考えるための枠組みの続きですが、先
月に著者の新著が出版されましたので、その新著のご紹介をいたします。
タイトルは『考えがまとまる!フィッシュノート実践ノート術(アスコム)』
【http://www.ascom-inc.jp/book/9784776205968.html】です。
昨年6月にもフィッシュボーン関連の本『フィッシュボーンノート術(フォレ
スト出版)』【http://www.forestpub.co.jp/amazon/fish/】を出版しました
が、さらにバージョンアップをして、実際に仕事や生活で有効にフィッシュボ
ーンを使うために、「巷で活用されている理屈」に「フィッシュボーン」を適
用した内容になっています。
ちなみに、次のような場面を想定しています。
・仕事の効率化
GTD(Getting Things Done)と7つの週間の考え方を
ベースにしながら、シンプルなフィッシュボーンを描きます。
・アイデアだし
チェックリストやブルーオーシャンの考え方を大骨に適用しながら、フィッシ
ュボーンを描きます。
・会議や打ち合わせ
OARRの原則の考え方などを魚の頭と尾びれに活かしながら、フィッシュボ
ーンを描きます。
・目標達成
サイコサイバネティクス理論やSMARTの原則を骨の連鎖に適用しながら、
フィッシュボーンを描きます。
・問題解決
問題解決のプロセスにのっとって、2つのタイプのフィッシュボーンを描きま
す。
・人間関係(コミュニケーション)
エレベータトークや傾聴などの考え方を取り入れて、背骨や大骨の中をうめて、
フィッシュボーンを描きます。
・セールスや営業
SIPN式の商談技術をベースとして、骨のバランスを意識しながら、フィッ
シュボーンを描きます。
それぞれの場面で出てくる理屈は名前だけ聞くとなにやら難しいそうですが、
そのエッセンスの部分を簡潔に説明していますので、簡単に取り入れることが
できるはずです。
著者の息子(9歳)が見よう見真似で書いたフィッシュボーンや実際に活用し
ている方のフィッシュボーンも載っています。その他、著者のお気に入りの文
房具などもコラムで紹介しています。
図なども含めて170ページ程度の本ですので、すぐに読めますが、自分で言
うのもなんですが、役に立つ本です。1,100円です。ぜひ、ご一読いただ
き、コメントをください。
次号からは、また、考えるための枠組みについてご紹介していきます。
■□■ 中小企業診断士 駒井 伸俊のプロフィール ■□■
【https://www.ecg.co.jp/about/komai.php?mm=257】
◆◇◆ 駒井 伸俊 著書 ◆◇◆
▼『考えがまとまる!フィッシュボーン実践ノート術』
【http://www.ascom-inc.jp/book/9784776205968.html】
▼『世界一わかりやすい!勘定科目と仕訳のキホン』
【http://www.shuwasystem.co.jp/products/7980html/2446.html】
▼『年収が10倍アップする!フィッシュ・ボーン ノート術』
【http://www.forestpub.co.jp/amazon/fish/】
▼『問題解決の実践とカラクリがよ~くわかる本』
【http://www.shuwasystem.co.jp/products/7980html/2013.html】
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編集後記 副編集長 秋葉 和彦
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いつも当メールマガジンをご愛読いただきましてありがとうございます!
昨日は、母の日という事で私と妻の母へプレゼントを贈りました。自分で稼ぐ
ようになってからは、大したものではないのですが、習慣としています。
消費低迷中とはいえ、イベント事ということもあり買物へ出掛けるとどのお店
も大変賑わっており、また贈り物なのでデフレとはいえ単純に「安いものを」
とはなっていませんでした。
このようなイベントが増えれば、消費も増えるのでしょうが、周知されて習慣
化されるまでにはそう簡単ではありません。とはいえ、企業努力でできる事も
あるはずです。
やはり大事なのはアイディアと実行力(行動力)です。どちらも費用はあまり
かかりません。必要なのは閃き(常に考えているか)とモチベーションです。
もう一つ大事なのは「継続」です。すぐに結果はでないかもしれませんが、信
じて継続していく事が後の利益に繋がります。とはいえ、芽がでる見込もなく
継続していては傷を広げるだけですので、その見極め・見直しを行なう事もお
忘れなく。頑張っていきましょう。
次回第258号は5月24日(月)に配信予定です。お楽しみに!
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番組表はこちら⇒【https://www.ecg.co.jp/blog/?mm=257】
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