第371号『失ったものを数えるな、得たものを数えよ』
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この本執筆したのは弊社代表の税理士、榎本恵一と社会保険労務士の吉田幸司、渡辺峰男と弁護士の谷原誠です。労使間のトラブルは、トラブルが起こってからよりも起こる前の方が重要です。起こる前なら回避策や防止策が効果を発揮しますが、起こった後ではその効果は限定的です。平穏無事な会社が一夜にしてトラブルの渦中に巻き込まれるということも実際にあるのです。その意味では、平穏無事な会社ほどこの本を読む価値があると言えるでしょう。労使トラブルから会社を守るための必読の書!!
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失ったものを数えるな、得たものを数えよ
ビジネスプロデューサー 鈴木 領一
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明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
新年最初のお話として、「失ったものを数えるな、得たものを数えよ」という
言葉を取り上げたいと思います。これは、私の人生を大きく変えた言葉です。
私は九州の大学を中退し、夢を抱いて東京へ上京して参りました。
アルバイトで食いつなぎながら、24歳で僅かな資金を元に、教材販売の事業
を始めました。ほとんど営業経験もないまま始めた無謀な挑戦でした。
一年も経たない間にあっという間に資金は底をつき、事業継続どころか生活
さえままならない状況になりました。そして、いつしか電気ガスが止められ、
アパートもいつ追い出されるか分からない状態になったのです。
私は何も食べない日が続き、空腹のあまり革ベルトがご馳走に見え始め、
もう少しのところで食べるところでした。私は精神的にも肉体的にも追い詰め
られていました。真夏だというのに全身に鳥肌も立ち始め、体温が急激に低く
なっていくのが分かりました。
その時、私の目の前に“真っ黒なトンネル”が現れました。瞬きをしても、
そのトンネルは目の前にありました。空腹と極限状態が、幻覚を起こした
のだと思います。
「目の前真っ暗」という言葉がありますが、それは本当にある出来事だった
のです。“真っ黒なトンネル”の先には恐怖はありませんでした。スーッと
その世界に入りそうでした。
自殺する人の精神状態を、私は理解できます。人は絶望を超えると、死ぬこと
さえ恐怖に感じず、幻覚に導かれるような状態になるのです。
しかし、私は今、生きています。何があったのでしょうか?
幸運な事に私は、死の淵から帰ってくることができました。その時の瞬間を、
今でもありありと思い出すことができます。
完全に正気を失いそうになっていた時、私の頭の中で響く言葉がありました。
「失ったものを数えるな、得たものを数えよ」
おそらく何かの本で読んで覚えた言葉だと思います。この言葉が何度も響き、
次第に大きくなっていきました。最後の最後で、私の脳が防衛本能を働かせ
て、私を救おうとしたのだと思います。
何もかも失った私が何を得ているのだろうか、と思いながら、目の前にあった
手帳を開き、「得たもの」を書こうとしました。
長い長い時間が過ぎたように思いました。そして、ようやく書いたのが
「生きている」という事実でした。その言葉を書いた瞬間、私は正気を
取り戻し始めました。
全てを失ったように考えていた私にとって「生きている」という事実は、
すべてを得ていることと同じでした。
体温が戻り始め、目の前のトンネルが消え去っていきました。
そして気づくと私は号泣していました。泣いている自分に気づいて、
更に号泣していました。
「生きている」ということがどんなに素晴らしいことなのかを、私は精神の
根っこから理解をしました。「生きている限り、可能性は残されている」
それを確信しました。
しばらくして私は手帳に「5年後の自分」を書き始めました。
どん底にいた私には、どんな大胆な目標も書くことができました。
「独自の能力開発プログラムを開発する」
「本を出版しテレビに出演する」
無一文で友達も一人もいない冴えない男が無謀にもこのような目標を立てた
のです。今考えても無謀な宣言だったと思います。
しかし、これらは全て実現しました。
5年後、私は仲間と立ち上げた出版社の役員となり、アメリカで120年の
歴史を持つ一流誌『SUCCESS』(サクセスマガジン社)と共同で最新の能力
開発プログラムを開発することとなり、私が開発責任者となりました。
このプログラムは約2億円の開発費をかけて完成し、3000名を超える
受講生を排出することになりました。
また、私が企画し編集した本が出版され、その本を取り上げたニュース番組で
私が解説者として出演することになったのです。
5年前には空腹のあまり革ベルトを食べようとしていた男がそれを達成
しました。
その人生の分岐点にあったのが、あの言葉。
「失ったものを数えるな、得たものを数えよ」
でした。
人生の道程には、いくつもの失敗や挫折があります。失敗や挫折の時に
「失ったもの」を数え始めると、「チャンスがない」「才能がない」
「金がない」「もう歳だ」など、止めどもなく失ったものが現れ、あなたを
さらに打ちのめすでしょう。
しかし「得たもの」を数え始めると、「○○を学んだ」「経験を積んだ」
「何をやれば良いか分かった」「まだ生きている」というように、打ちのめ
されたあなたに再び立ち上がらせる力を与えてくれるはずです。
生きている限り無限の可能性がある。それは事実です。
どんな状況にあっても、生きている限り、必ず光がさしてきます。
新年、また新しい光がさしてきました。
昨年の学びを「得たもの」として、強く生き、ともに前へ進んで行きましょう。
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編集後記 副編集長 高塩 吉明
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当メールマガジンをご愛読頂きまして誠にありがとうございます。
新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
皆様は初詣には行かれましたか。全国で第2位の初詣客を集める、千葉県の
成田山新勝寺では、14年ぶりに300万人を突破したそうです。
天候に恵まれたこともありますが、景気回復への期待の意味も込めて参拝され
た方も多いのではないでしょうか。
今年は昨年にも増して厳しい一年になることが予想されます。新たな気持ちで
今年一年を積極的に行動していきましょう。
次号、第372号は1月15日(火)に配信予定です。どうぞお楽しみに!
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