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榎本会計事務所の税理士・スタッフたちが、
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第269号 部下の育て方、カウンセリングの勧め

 ┏╋━ 知って得する経営塾 ━━━━━━━━ 第269号 2010年10月25日 ━
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╋┛  発行:榎本会計事務所&イーシーセンター  https://www.ecg.co.jp/
┃                                                    info@ecg.co.jp 
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╋┓  現場叩き上げ執筆陣による中小企業経営コラム      
┗╋┓ 経営者、営業、会計、税務、法律といった様々な視点で掲載中
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            ■□■ 目次 ■□■

タックスペイヤーの視点111-(続)部下を育てるにはどうしたらよいか-
                      税理士・編集長 榎本 恵一

カウンセリングの勧め 社会保険労務士・キャリアカウンセラー 吉田 幸司

編集後記                     副編集長 秋葉 和彦

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           ■□■ お知らせ ■□■ 

 <セミナー開催情報> 

 ★ お馴染みの『藤原直哉先生』による【2011年を展望するセミナー】
    11月24日(水)13時より 東京・錦糸町で開催
 
   また恒例の怖い話がやってきました。経営において先のリスクを把握
   ておくというのは、対策を講じる為にも必要な事です。怖い話から耳
   を背けずにリスク管理の為にも情報収集して下さい。  

   詳細はこちら【https://www.ecg.co.jp/course/20111124.php?mm=269
   

 ★ 【奥様医業経営塾(全5回)】両国にて好評開講中!
   
   既に開講していますが、途中からでも受講したい方や、また翌春にも
   新たに開講予定ですので、少しでもご興味のある方はお気軽にお問い
   合わせ下さい。
   
   詳細はこちら【https://www.ecg.co.jp/course/2010_47.php?mm=269


 <榎本会計事務所情報発信チャンネル【最新番組情報】> 

 ★ 『医業経営情報』発信中!
    
   厳密にはECGチャンネルではありませんが、医業に関する情報発信を
   当事務所HPの『奥様医業経営塾』の中で始めました。もちろん受講さ
   れていない方も閲覧可能ですので、お気軽にご利用下さい。

   【https://www.ecg.co.jp/course/igyo.php?mm=269


 ★ 「榎本会計インターネットラジオ」最新ラインナップ

   いつも経済アナリストの藤原直哉先生との【対談!経営語録】
   今回は『尖閣諸島問題の実情と日本政治の現状』をお送りしています。
      
   【https://www.ecg.co.jp/blog/pod-taidan_post_211.php?mm=269

  
 ★ 税理士 榎本恵一、中小企業診断士 伊地知克哉、榎本会計事務所の
   経営コーチ達によるブログで経営に気づきを!

   今回のテーマは『部下を育てる4つのポイント』
   【https://www.ecg.co.jp/blog/column_post_198.php?mm=269

   共通の悩みかもしれません『コミュニケーションは「見える」か?』
   【https://www.ecg.co.jp/blog/news_post_215.php?mm=269
  
   経営コーチ達がそれぞれの感性で日替わりでお届けする『フォトログ』
   【https://www.ecg.co.jp/blog/photolog.php?mm=269

  この他にもこのメルマガも含めて多彩な情報をお届けしています!
  どんなチャンネルがあるかは、下記の番組表リンクよりご覧下さい。
       【https://www.ecg.co.jp/blog/?mm=269

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タックスペイヤーの視点111-(続)部下を育てるにはどうしたらよいか-
                      税理士・編集長 榎本 恵一

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皆さんお元気ですか、長く続いた全国的な酷暑からやっと涼しくなり、秋らし
い天気を期待していましたが、どうも今年はすぐに冬が来そうです。秋の夜長
という響きはすっかりなくなりましたね。

さて、前回お届けした、部下を育てる4つの法則が途中になってしまいました
ので、今号は、その続きを書きたいと思います。部下に、考えさせ、発言させ、
行動させ、振り返らせるが4つのポイントでしたが、恐らく、今号でお話をす
る行動させが一番難しいと思います。

ほとんどの皆さんがなかなか自らの行動を変える事が出来ないのではないでし
ょうか。私は、この行動こそが一番大事であり、その風土にしてあげる事が出
来るか否かで部下が育つかどうかが決まってしまうと言っても過言でないと思
います。

人は、色々な行動をさせる要因(刺激)を受けてもなかなか動きません。夢が
あるのですが、その夢が実現出来ません。まあ、夢は兎も角も目標に向けた行
動をする事が出来ないのです。

その人その人の立場に直ぐにすがってしまいがちです。あるいは、あるべき姿
と現状のギャップを感じてしまい、直ぐ諦めてしまう方が多いのではないでし
ょうか。

ルールはきちんと作りその中で目標を作って貰い、行動させる、行動した結果
を振り返る。まさにこの単純な事の繰り返しをさせるのです。

よく言う経営のマネージメントサイクルのように、PLAN(計画)DO(行
動)CHECK(点検)ACTION(改善)を繰り返し行う事ですが部下も
このサイクルに乗せるというか、このサイクルを実行出来るように考えさせる
事が本当に重要ですね。

行動を行う事ができた方を見ていますと、その後、今度は(考動)になり最終
的には(光動)されている人に変化する場合があります。本当に怖いくらい変
わる方も現実にいらっしゃいます。また、今まで行動出来ていなかった人は行
動出来るだけで既にもの凄い変化なのです。

そのためには、出来るだけ体験学習を行ったり、気(持)が高い人と話し合わ
せたり、色々と鍛錬させる必要があるのです。最近、ちょっと甘く考えていた
方が多いように感じます。

以前、採用した社員が直ぐに辞めてしまうので、教育はやらないという風潮が
ありました。最近は、段々とそのままではいけないという事もあり教育を増や
していますが、過去のただ学習をさせるスタイルでは変化は起こりません。

専門書を読んで貰いその後で現場体験をし、その後ディスカッションをやり、
やらされているのではなく、やって楽しんでいる姿を想像させるように頑張っ
てみて下さい。

時代が本当に360度変化してきました(もう180度とかのレベルではあり
ません)。まさに今が最大のチャンスです。

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          ■□■ おすすめ書籍 ■□■          

  ●『自己責任時代を生き抜く知恵 知って得する年金・税金・雇用・健康
    保険の基礎知識2010~11年版』 榎本恵一、渡辺峰男、吉田幸司著
   【https://www.ecg.co.jp/topics/2001011.php?mm=269


  ●『負けない! 営業部主任・藤島あやめ「夢」起業』
                  榎本恵一(原作)、津田祐次(漫画) 
     【https://www.ecg.co.jp/topics/post_13.php?mm=269

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カウンセリングの勧め 社会保険労務士・キャリアカウンセラー 吉田 幸司
 
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最近、カウンセリングをする機会が多くあります。緊急雇用対策の通称基金訓
練に関わっている関係もあるのですが、それ以外にも現役の若手管理職や個人
の人のカウンセリングもしています。

カウンセリングというと、心にダメージを負った人が対象とのイメージが世の
中では強いのですが、心身共に健康な人を対象としたものもあります。キャリ
アカウンセリングがその代表例でしょう。

キャリアカウンセリングは会議室のような所で行います。もちろん、カウンセ
リングを受ける人(クライアントと呼ばれます)とカウンセラーの2人だけで
話をします。時間は30分から長ければ3時間というのもあります。

内容は、主に仕事上の悩みや仕事の進め方や部下の指導方法、就職、転職など
仕事に関することがほとんどです。キャリアカウンセリングといっているので
カウンセリング範囲はどうしてもそちらの方面になってきます。

カウンセリングの進め方は、本来こちらから何かを指示するのではなく、話し
合いの中からクライアントに気付きを与えるという方法を使います。例えば、
部下の指導がうまくいかなくて困っているという人には、今の部下の指導方針
や方法、それに対する部下の反応等を聞いていきます。

その中で、カウンセラー側が疑問に思ったことやクライアントが上手く説明で
きていない箇所等について質問をしたり、直接に部下指導に関係ないようなク
ライアントのこれまで受けた指導や今の仕事ぶり等を聞いていきます。

カウンセラーはできるだけ多くのことをクライアントに話してもらうことで、
カウンセラーのクライアントに対する情報を入手しようとし、クライアントは
多くのことを話す中で自身の頭の中を整理できます。

その作業を通じてクライアントが気付きを得るのです。だから、カウンセリン
グは気付きを得るための共同作業等と言われています。

とは言え、実際のカウンセリングでは簡単に気付きを得るまで到達できないケ
ースもよくあります。このような時、そのまま終るとクライアントには失望や
落胆が残ることもあります。

そこで、カウンセラー側からクライアントへ提案を行います。話し合いの中で
得られた情報を元に、これまでとは違った行動をとれないかと提案するのです。

それは難しいものや継続性が期待できないものではダメなので、少しだけ変化
する内容です。部下指導が上手くいかない人の場合には、部下に対して指示す
るときに毎回期限を決めるようにしてもらうとか、指示はメモしておくとかそ
の程度のことです。

そんな提案をいくつかして、クライアントが了解したものだけを採用します。
これはある種の指導面談なのですが、カウンセリング効果を得るためにはそれ
も1つの方法だと思っています。

キャリアカウンセリングの一連の流れを説明してきたのですが、カウンセラー
は毎日特定のクライアントを観察しているわけではありません。カウンセリン
グの場で話しあったことが実現しているのか否かをカウンセラーは確認するこ
とができません。カウンセラーの悩みです。

これを解消するには、一定期間を過ぎた頃に再度カウンセリングを行うことに
なります。そうすれば、カウンセラーの悩みを解決するだけでなく、クライア
ントのモチベーションを維持したり、方向の修正をしたりとカウンセリングの
効果はさらに高まります。

カウンセリングの効果はカウンセラーの力とクライアントとカウンセラーの相
性等によってまちまちですが、共同作業が上手く機能すればかなりの効果が期
待できます。中には目を見張る程の効果があった例も体験しました。

時間とコストがかかるので誰でも自由にとはいきませんが、人材育成の手段と
してカウンセリングを取り入れるというのはいかがでしょうか。


      ■□■ 人事戦略研究所 吉田 幸司 プロフィール ■□■ 
     【https://www.ecg.co.jp/about/yoshidakouji.php?mm=269


        ◆◇◆ 吉田 幸司 著書 ◆◇◆

  ▼『自己責任時代を生き抜く知恵 知って得する年金・税金・雇用・
                  健康保険の基礎知識2010~2011年版』
   【https://www.ecg.co.jp/topics/2001011.php?mm=269

  ▼ECGチャンネル14 動画でのワンポイント講座 担当講座
   『若年者等正規雇用化特別奨励金について』
   『派遣労働者雇用安定化特別奨励金について』  
   【https://www.ecg.co.jp/member/?mm=269


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編集後記                      副編集長  秋葉 和彦

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いつも当メールマガジンをご愛読いただきましてありがとうございます!

先日、外部で研修を受講する機会がありました。会計事務所の研修というと、
みなさん、税制改正等の法改正に伴う知識取得の為の研修をイメージされるの
ではないでしょうか。

今回受講したのは、このような知識の取得ではなく、経営コーチとしてのコー
チング等の技術取得を目的とした研修です。つまりコミュニケーション力を磨
く為のものです。

現在の会計事務所が、単なる記帳代行屋・申告書作成屋ではなく、経営者と一
緒になって経営の諸問題を考えて・成長を促す経営コーチである必要がある事
はみなさんご存知の通りです。

私達も参加してみて学ぶことは多く、今後より顧問先のみなさんに還元してい
けるように頑張っていきます。もう一つ感じた事はどんな業種・職種であって
も必要な能力であると思いました。

顧客や社内などあらゆるところでコミュニケーションが必要ですが、磐石であ
ると言い切れるでしょうか。基本的な事ではありますが、一度見つめ直してみ
てはいかがでしょうか。

次回第270号は11月8日(月)に配信予定です。お楽しみに!

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