知って得する経営塾 第102号
[目次]
───────────────────────────────────
ビジネスを成功に導く法則?? 中小企業診断士 駒井 伸俊
消費低迷期に勝ち抜くためのリニューアルプラン(8) MBA 長友 孝幸
大きなお世話 落語家 三遊亭 金時
編集後記 副編集長 森本正博
[掲示板]
───────────────────────────────────
歳時記
4月22日 アースデー(地球の日)
4月25日 国連記念日
4月26日 リメンバー・チェルノブイリ・デー
4月28日 サンフランシスコ講和記念日
[ビジネスを成功に導く法則??] 中小企業診断士 駒井 伸俊
───────────────────────────────────
?ちょっと会計から離れてみましょう?
著者の担当では、これまで会社の成績表である財務諸表を中心に皆さんと一緒
に考えてきました。ここ数年で、日本の会計制度は本当に大きく変りました。
連結会計の他、退職給付にかかわる会計、固定資産にかかわる減損会計などな
ど、メールマガジンでとりあげていないですが、企業の経営を大きく揺さぶる
重要な会計制度がまだまだあります。これらも、いずれメールマガジンでとり
あげていきたいと思いますが、今号からは少し目先を変えて、ビジネスを成功
に導く法則??をご紹介していきたいと思います。
世の中には、科学的根拠のある生物学、物理学などの法則や、証明はできない
けれども経験的に導かれた「マーフィーの法則」や「パーキンソンの法則」な
ど、法則やルールと言われるものが数多くあります。そういった法則をビジネ
スに適用しながら考えていきたいと思います。これが、今号からのテーマです。
ビジネスを成功に導く法則??そもそもビジネスを成功に導く法則??なんて
あるのでしょうか? 結論はあるともいえるし、ないともいえるということに
なるでしょうか?何だと言わないでください。ようは使い方次第。これから紹
介する法則は、絶対ではないかもしれませんが、皆さんの視点を変えること、
もしくは複数の視点でものを見ることの役には立つと思います。
まずは、有名な「80対20」の法則から始めましょう。「80対20」の法
則とは、インプットされた資源、ある物事を生じさせた原因、費やした努力の
わずかな部分が、実は、アウトプットされた成果物、起こった結果、得られた
成果のほとんどの部分をもたらすという法則です。つまり、インプットとアウ
トプット、原因と結果、努力と成果は必ずしも均衡ではなく、不均衡であると
いうことです。その割合が、経験的に、おおよそ80対20になるのです。8
0対20といのは、経験則なので、常に厳密に80対20になるわけではあり
ませんが、実は、この「80対20」の法則は、私たちの生活のいたるところ
で見受けられます。例えばこんな感じになっていませんか?売上の80%を占
めているのは、20%の主力製品、もしくは20%の上得意の顧客になってい
ませんか?皆さんの会社はいかがですか?
この「80対20」の法則は、今から約100年前、イタリアのある経済学者
が発見しました。その後、時が流れて、日本の品質管理の考え方にも大きく影
響し・・・。ここからは次回です。お楽しみに。
※非常に有名な法則ですので、ご存知の方も多いと思いますが、どちらも、い
ずれとりあげてみたいと思います。
※インプットの20%がアウトプットの80%を、原因の20%が結果の80
%を、努力の20%が成果の80%をもたらすということです。
中小企業診断士 駒井伸俊プロフィール
https://www.ecg.co.jp/supporter/komai/index.htm?mm=102
[消費低迷期に勝ち抜くためのリニューアルプラン(8)] MBA 長友 孝幸
───────────────────────────────────
レジャーホテルにおいて、さまざまなサービスが提供されていますが、なかで
も飲食類の提供については、その取り組み方によって、ホテル経営にとって重
要なツールとして扱うことができます。本来、飲食類の提供は、レジャーホテ
ル内において独占的なマーケットであり、レジャーホテルの経営者にとって、
さまざまな角度から飲食を捉えることは可能です。
その手法の一つに、宿泊施設の利用客に対する飲食ニーズという考え方があり
ます。これは宿泊客などの空腹時に供する食事として、厨房で簡単に調理でき
る軽食や出前を用意するといったもので、ホテルにとってはいわば、受身的な
スタンスに基づいた飲食の提供になります。
これに対して、飲食を売上げ・集客向上に向けて積極的に活用し、レジャーホ
テルの全体の売上増加に貢献に基づいた考え方もあります。現在、ほとんどの
レジャーホテルの利用客は、何らかの形で客室内でのフードやドリンクを利用
しています。その意思決定はホテルで購入するか、持込みにするかの相違にな
りますが、レジャーホテルにおける飲食ニーズは、ほぼ100%存在するわけ
であり、ホテル側の取り組み方次第では十分に需要を得るポジションになりま
す。つまり、魅力的な飲食提供することにより、より高い客単価を実現するこ
とは可能です。
レジャーホテルのおける飲食の扱いは、たんなる客単価アップの手段として考
えるだけでなく、さまざまな視点からレジャーホテル自身の販売促進を可能に
するツールとして活用として捉えることもできます。
通常の飲食店の場合は、飲食の原価率は30%前後に抑えないと収益を得るこ
とはむずかしいといわれますが、レジャーホテルにおいては、ルーム料金があ
るため飲食は付帯収入としての扱いになり、それのみで採算性を追及する必要
はなく、食材の質を良くしたりボリュームを出したり、または低価格で提供す
るなど、一般の飲食店よりも高い原価率での提供が可能です。
一般的に飲食店よりも良質な飲食が割安感のある価格で利用できるのであれば、
利用客にとっては訴求カの高いサービスといえ、周辺ホテルとの差別化策とし
ても有効に機能することができます。
具体的には、原価1,000円のフードメニューを500円で提供し、500
円分のマイナスを販促費として需要を確立するための戦略も成り立つわけです
が、飲食売上げとしては採算性を度外視したお値打ち感の高い飲食提供も可能
であり、それが集客カとなりホテル全体として売上げをアップさせるケースも
存在しています。
ただ、良質な飲食の提供ためには、当然のことながら相応の手間が必要であり、
現状のレジャーホテル経営において、飲食の売上げは、集客の向上に貢献する
要素として扱うことができます。
MBA 長友 孝幸プロフィール
https://www.ecg.co.jp/supporter/nagatomo/index.htm?mm=102
[大きなお世話] 落語家 三遊亭 金時
───────────────────────────────────
だからブッシュは嫌いだといったのだ。この幕引きはどうするつもりなんだろ
う。つい昨日、日本人が拘束されたというニュースが入ってきたが「ああ、や
はり…」というのが正直なところである。この拙文が皆様の所へ着く頃は何ら
かの結末を迎えているかも知れないが、ともかく無事に済んで欲しいものだ。
いつだったかテレビでやっていたが、ブッシュが大統領になれたのはネオコン
と言う勢力の支援をもらったお陰で、「大量破壊兵器があろうがなかろうが必
ずイラクを攻撃する!」と公約したという。このネオコンは自分達の主張と意
見が違う人は悪魔なんだ、って考え方だそうだ。 怖い怖い…。しかしアメ
リカ人というのは多かれ少なかれこういう考え方をしていると思う。おせっか
いで大きなお世話な正義を振り回す。『第三の男』というオーソン ウェルズ
主演の映画があったが、アメリカ型民主主義を世界に広めるのが正義、とは本
当に大きなお世話である。
私が小学生の頃、交換留学生がアメリカからやってきてウチへホームステイし
ていたことがあった。このスティーブって奴が二言目には「in America, in
America」つまり「アメリカ流にやれ」というのだ。仕舞には親父が切れて「
ここはアメリカじゃねえ!日本だ!」と怒鳴ったことがあった。郷に入れば郷
に従えってことよ、スティーブ。
まあ、間違っているかもしれないアメリカの決定に「はい、はい」と追従する
日本も情けないが国益を考えれば仕方ないか…。
私はアメリカという国は好きである。チャンスがみんなにあって誰でも受け入
れる。アメリカに生まれればよかったとさえ思うこともある。しかし自分はい
つも正義、鉄砲バン、バンといったカーボーイ気取りは嫌いだなあ。
ともかく早く終結してもらいたい!それだけ!!
※この記事は、4月9日に書かれたものです。
金時ホームページはこちら
http://www.club-ec.com/kintoki/index.html?mm=102
[編集後記] 副編集長 森本正博
───────────────────────────────────
いつも、当メールマガジンをご愛読頂きまして誠にありがとうございます。
桜も散ってしまいこれからは、暖かくなってきます。もう、布団から出られな
いなんてことも無くなりますね。な?んてあまり眠気は変わらないかもしれま
せん。私は、結構早起きでして休みの日でも早起きします。よく、早起きは、
三文の得と言いますが、休みに早起きすると、いろんな事が、片付けられます。
1日が、有効に使えますよ。疲れているからといつまでも寝ていては、何も出
来ません。折角、暖かくなったのですから、早起きして、散歩でもしてみては
いかがですか?今まで気付かなかったことにも、気付くようになるかもしれま
せんよ。
次回は、GWの為5月10日(月)です。お楽しみに!
・自己責任時代のサバイバルブック
https://www.ecg.co.jp/topics/000243.php
起業家実務セミナー開催!
https://www.ecg.co.jp/topics/000245.php
税制改正セミナー開催!
https://www.ecg.co.jp/topics/000247.php
決算診断提案書セミナー開催!
https://www.ecg.co.jp/topics/000248.php
決算診断サービスを行っております。経営の見直しとしてご活用下さい。
http://www.kessan21.com:8080/kessan21/Welcome.jsp?id=whandsbpks
ECグループホームページ↓
https://www.ecg.co.jp/?mm=102
_________________________
知って得する経営塾/ 発行:榎本会計事務所&株式会社イーシーセンター
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ https://www.ecg.co.jp/ info@ecg.co.jp
───────────────────────────────────
[発行システム] まぐまぐ(ID 0000052980) http://www.mag2.com/
Macky! (ID 014722) http://macky.nifty.com/
メルマ! (ID m00044409) http://www.melma.com/
めろんぱん http://www.melonpan.net/mag.php?005840
↑ 登録や解除はそれぞれの発行システムからお願いします
[バックナンバー] https://www.ecg.co.jp/mm/
───────────────────────────────────
このメールマガジンの無断転載・無断引用は禁じます
All Rights Reserved (c)2000-2004 by 榎本会計事務所&イーシーセンター
───────────────────────────────────