HOME>>ECGチャンネル>>事業承継ブログ>>グリーン経営

事業承継ブログ
中小企業診断士・伊地知克哉によるコラム。経営を次世代に引き継ぐための承継計画や後継者育成のコツをお伝えします!(※2011年6月まで「企業経営ブログ」として運営)
[07/30]更新!
企業経営とは、みんなで一緒に組織の目標に向かって活動することです。ところが、同じ方向を見ないで経営がなされていることがよくあります。特に組織内での競争です。同じエネルギーを使うなら、消耗するのではなく、育てるように使うのが賢明です。ここでエネルギーとは、人の能力のことです。個人の能力は、地球の資源と同様限りがあります。今、環境に優しい経営が世界規模で実践されつつあります。その原点は、一人ひとりの資源を有効に活用することであるはずです。
先日もある経営者と話をしていたら、幹部社員が体調不良で休むと連絡があったきり、4日間も連絡が取れなかったというのです。本人は風邪で声が出ないため、電話に出られないと最初にメールしてきてから音沙汰なしというのです。心配になった経営者は、毎日留守電を残しメールをしたのですが、結局返信はなかったということでした。部下の方からコミュニケーションの断絶をするということ自体、私の常識では考えられないことですが、二人の間にある種の確執のようなものを感じました。
こうした確執は、親子関係、恋人同士、夫婦間などにおいても起こるものです。問題は、その原因を解明せず、時が解決することに任せていることです。そういったことが積み重なると、ある日突然に爆発して、「別れる」という話になります。そういった感情がもつれると、刃傷沙汰に発展することもあります。これらの問題は、当事者が自分の感情を理解できていないことにあります。多くの場合、「あいつの○○が気に入らない」「あいつの○○がイライラさせる」というのが確執の主な理由です。お互いがそのような罵り合いをするのですから、関係性がよくなるはずはありません。
「あいつの○○が気に入らない」「あいつの○○がイライラさせる」という思い込みは、「私はあの人の○○が気に入らない」「あの人の○○にイライラしている」と意識を変えると、自分の感情と向き合えるようになります。何が気に入らないのか、なぜイライラを感じるのか。相手に確認してみるとわかると思いますが、相手に気に入られないように振る舞う人や相手をイライラさせようと意図している人など、まずいないはずです。簡単な例で考えてみましょう。電車やバスなどに乗っていて、急に近くで赤ちゃんが泣きだしました。内心(うるせーなー、赤ん坊なんか電車に乗せんじゃねーよ)などと、一瞬ムカっとくることはあります。しかし、赤ちゃんが周りの乗客をムカつかせようとして泣くはずはありません。
このように、私たちが相手にムカっとしたり、イライラを感じたりするのは、相手の発言や行動についてです。そうした際、その感情をそのまま相手にぶつけると、口論になります。ケンカに発展することもあるでしょう。上司が部下の仕事ぶりにイライラして、「何グズグズやってんだ」「さっさと、やれよ」といった発言は、まさに感情をそのまま部下にぶつけています。上司に部下を育てるという気持ちがあれば、感情論でコミュニケーションをすることはないはずです。「どうかしたの?」「何か困ったことでもあるの?」と声をかけることくらい、大したことではないはずです。
私たち一人ひとりは、誰でも成長する可能性を持っています。その可能性を自分自身が信じることが大前提ですが経営者や上司がそれを信じることも大切です。お互いに育て教えられる。そのような相互成長を目指すには、限りある能力をうまく使うこと、古くて新しいマネジメントの基本です。人が育つのを待つのは根気がいることです。しかし、その根気が組織文化となると組織は強くなります。
[ グリーン経営 ]の記事はいかがでしたか?
知識も経験も豊富な会計事務所・税理士を選ぶことが経営成功の近道です。榎本会計事務所のサービスは下記をご覧下さい。
ECGチャンネルとは・・・
榎本会計事務所の税理士をはじめスタッフたちが、税務・会計・経営コラム、Podcast、動画、漫画など、経営者に「気づき」を与える情報をWebで発信!