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[06/13]更新!
国会では意味のない内閣の信任を巡る決議合戦が繰り広げられ、結局のところ「名ばかり国会議員」が増殖しているようです。問責決議案を可決しても法的拘束力がないばかりか、その後の審議に応じないという共産党を除く野党の姿勢は、もはや参議院に存在意義がないことを自ら証明したようなものです。今必要なのは、確かな将来ビジョンとそれを実現するための具体的な政策です。
企業経営には、想像力と創造力が必要です。将来の変化を想像して、変化に対応できる商品やサービスをいち早く創造すること。これが経営の要諦です。マーケティング的に言うと、顧客ニーズを先取りするということです。デジタルカメラの普及により、ポラロイド社がポラロイドカメラのフィルム生産を今月で打ち切ることを決めたようです。こうした変化による需要の減退は、かつてのレコードからCD、ビデオからDVD、ガリ版からコピー機など、いろんな業界で見られました。
これだけ原油高が続くと、ガソリン車から電気自動車へニーズも移るでしょう。その時、ガソリンスタンドに生き残る道はあるのでしょうか。価格競争でお客を奪い合うことに専念していると、電気自動車が普及したらガソリンスタンドの数は今よりももっと減ることになります。これは想像力の問題です。ならばと、新しい事業に取り組もうとするのは創造力の問題です。食品の使いまわし、居酒屋タクシーなどの問題は、想像力を悪用した典型例です。先日もタクシーに乗ったら遠回りをされそうになったので、そのことを指摘すると「こちら方面のお客さんは、このルートを指定されるので」と悪びれる様子もありませんでした。お金をたくさん払う人には過剰なサービスをしてつなぎとめようとするのに、そうではない一見のお客からはボッタくろうとする性根には、怒りよりも哀れみを感じてしまいました。こうした行為は、結局はまじめなタクシー会社とそうでない会社とを選別することになり、いずれ淘汰されるはずです。
こうした想像力や創造力の欠如は、いかにしてもたらされたのか。いろいろと考えて見ますと、要するに日本が便利な国になりすぎたからではないかと思います。私が子供の頃から自動販売機はありましたが、改札口も自動になり乗り継ぎもカード一枚で楽になりました。お腹が空けばコンビニやファーストフードがあります。本を一冊買うにしても、インターネットでカード決済すれば、家にいながら好きなときに買い物ができます。会社に行けば、マニュアルや上司の指示通り作業をこなしてればお金がもらえる。これだけ便利な世の中になると、日常生活の中で想像力を発揮する必要はなくなります。それは、人間としてダメになるということでもあります。
人間が他の動植物と決定的に異なり高度な文明社会を築けたのは、想像力と創造力が発達したからです。動くものなら何でも襲い掛かるヘビのような脳しかなければ、自分よりも強い相手に対しても襲い掛かってしまい、結果、返り討ちに合う。犬やネコのように感情の変化に任せて生きていると、思わぬところで誤解が生じ、お互いを傷つけあう。何年も前になりますが、日本人の留学生がハロウィンの格好をして訪問したら、強盗と勘違いされて射殺されるという事件がありました。感情に左右されてしまうと、状況判断を誤ることがあります。想像力があればお祭りだと認識できるのに…。それでも、私たちの生活には紛争が絶えません。それは、人間が完全な生き物ではないからで、完全ではないからこそ紛争が生じた際の解決方法として法律というルールを創造したのです。その法律に違反する行為は、自らをダメ人間であると名乗るようなことなのだと、日頃からもっと認識するべきです。
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