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知って得する経営塾 第522号『関越道バスの補償問題』

[02/01]更新!

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関越道バスの補償問題                 弁護士 谷原 誠
 
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こんにちは。弁護士の谷原誠です。
 
先日の軽井沢の関越道で起きたツアーバス事故は、悲惨な事故でした。
 
15名もの死者を出しています。
 
いまだに捜査が続いていますが、真相は解明されていません。
 
事故を振り返ってみましょう。
 
 
事件は、2016年1月15日午前2時ごろ、
 
長野県軽井沢町の国道18号の碓氷バイパス入山峠付近で
 
事故は起こりました。
 
スキーツアー客を乗せたバスが、対向車線にはみ出して
 
反対車線側にあるガードレールを突き破り、
 
約3メートル下の斜面に転落。
 
警察は、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死傷罪)
 
の疑いで捜査していますが、運転手は、死亡した、
 
ということです。
 
 
では、誰が罪に問われることになるのでしょうか。
 
また、遺族の補償問題は、どうなるのでしょうか。
 
 
過失運転致死傷罪については、運転手が死亡しているので、
 
容疑者死亡のまま捜査が続行される、ということです。
 
しかし、そうだとすると、誰も罰せられないのか、
 
という問題が出てきます。
 
警察としては、運転手が過労状態であったのに、
 
運転させたのではないか、という疑いも持っているでしょう。
 
仮に、運転手が過労状態であったのに、
 
運転させていた、というような場合には、
 
バスの運行会社にも刑事責任が発生する場合があります。
 
 
道路交通法117条の2第5号は、過労運転で正常な運転が
 
できない状態で運転を命じた場合(過労運転下命)には、
 
5年以下の懲役又は100万円以下の罰金を科す、としています。
 
そうなると、バス会社の運行管理者や営業所長などの
 
刑事責任も視野に入ってきます。
 
国交省もすぐに動いて、バス運行会社に対する規制や
 
監督体勢を整えるべく対策を立てているようです。
 
このバス運行会社は、
 
しかるべき行政処分を受けることになるでしょう。
 
 
これで終わりではありません。
 
さらに、怪我をした人、亡くなった人のご遺族に対する
 
補償問題があります。
 
 
お金の問題ですね。
 
被害者が多数いますので、莫大な損害となります。
 
被害者には大学生が多かったようですが、
 
大学生の死亡事故の場合には、
 
1人につき、賠償金は8000万円前後になるでしょう。
 
全体では、かなりの金額ですね。
 
 
こういう事故は、被害者が気をつけて何とかなる問題ではありません。
 
やはり、国がバス運行会社に対して適切に規制をし、
 
安全に運行できるよう物理的・人的・組織的安全管理措置を
 
講じるべきだと思います。
 
 
◆◇◆ みらい総合法律事務所 弁護士 谷原 誠 プロフィール ◆◇◆ 
 
 
 
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次号、第523号は2月8日(火)に配信予定です。
 
どうぞお楽しみに!
 
 
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