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めざせ業績UP!企業経営者のための中小企業経営コラム。現場叩き上げ執筆陣が、営業・会計・税務・法律など様々な視点から執筆。隔週発行。

知って得する経営塾 第472号『本当に「安く買って高く売る」手法の限界なのか?』

[01/13]更新!

★☆★ 既刊情報 ★☆★

 

ワーク・ライフ・バランスを越えて 働き方が変わる 会社が変わる!

不況の中でも元気に業績を伸ばしている企業があります。
業績が右肩上がりの企業とそうでない企業とでは、どこが違うのか。
このシンプルな疑問に答えを出しました。
 
本書では、今、元気あふれる企業をピックアップし、その事例の中から
元気の源を探ってみました。その結果わかったことは、それらの企業には
“ワーク・ライフ・ハピネス"という考え方が根底にあるのです。
“ワーク・ライフ・ハピネス"が中小企業の元気の“素"だったのです。
 
業績不振に悩む中小企業の経営者、管理者の目からウロコ本です。

 

 

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本当に「安く買って高く売る」手法の限界なのか?    MBA 長友 孝幸

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忘れているかもしれないが、学生時代に学んだ経済学には「有効需要」と言う
ものが重要な要素であり、経済全体の有効需要の大きさが、国民所得や雇用量
など、一国の経済活動の水準を決定するという原理に基づいていた。

これに対して、古典派経済学では、セイの法則を根幹に供給は需要を生むと
する理論で、どのような供給規模であっても価格が柔軟に変動するなら、
かならず需給は一致し、すべてが需要されると考えていた。

いずれにせよ、自らの存在する市場や環境に対して、物やサービスを提供し、
価格を媒体にしてその対価を得る活動方法(実物経済)には変わりなく、
経済は成長し利益の拡大を約束されていた。

その時代の経済活動には情報に制限があった、ローカルな地域では一時的な
飽和はあったとしても、各企業は新たな地域を求めて各国は経済活動の範囲を
拡大していった。

つまりその時代にあった経済理論に則って、企業は行動を起こし利益拡大化を
実現することができた。

ただ、現在の企業環境は同じ資本主義であっても、インターネットが普及し、
今まで我々が存在していた資本主義の環境とは違う。
新興国は台頭化し新興国で消費されるものは新興国で生産せざるを得ない現在、
先進国が輸出主導で成長するという状況は現代では考えられない。

資本主義による経済活動の前提はフロンティアを広げることにある、
1974年以降、実物経済において、アメリカや日本のような先進国が高い利潤を
得ることができるフロンティアはほとんどなくなっている。
記憶を辿れば、先進国は安く買いたたける地域、高く売れる地域を求めて、
日本企業が海外に進出していった頃が思い浮かぶ。

しかし、資本主義と言うシステムは「中心」と「周辺」をどのように
位置づけるかによって、新たな環境を生み出すことができる気がする。
アメリカを中心とした金融の世界では、インターネットと金融との空間を作り
経済を動かしているが、社会全体として利益に繋がるのか疑問を感じる。

空間が変わっても、資本主義である以上その基本的な考え方は変わらない、
「中心」と「周辺」を明確に整理して、どう組み合わせるかがキーとなる
はずだ。

年末にベスト経済書1位になった「資本主義の終焉と歴史の危機」には、
資本主義の限界が問われていた。

確かに各国をベースに考えれば「地理的・物的空間」の拡大には限界がある。
しかし、稼がなくてはならないのは自社である。

どんなに世界経済が「電子・金融空間」に揺さぶられても、それに惑わされず、
「周辺」は自社にとって何になるだろうか。
もう一度考え直すことが、我々経営者は問われているかもしれない。

自社を「中心」に「周辺」をミクロ的に見直せば、
まだまだチャンスはあるはずだ。
業種が限らず日本の中小・零細企業には隠されたノウハウがたくさん
眠っているのだから、、、、、まだやれる。

 

◆◇◆    MBA 長友 孝幸 プロフィール    ◆◇◆ 
     
      株式会社比風屋 代表取締役 長友 孝幸
       【http://www.hifuuya.co.jp/about/】

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編集後記                     副編集長 塩田 剛也

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いつも当メールマガジンをご愛読頂きまして誠にありがとうございます。

インターネットが発達し、「電子・金融空間」が広がっていっても、
資本主義の本質は変わらない。
あくまで場所、空間が変わっただけで、
「物やサービスを提供し、価格を媒体にしてその対価を得る活動方法
 (実物経済)」は変わらない。

情報が溢れている今の世の中、本質を考え、見つめ直すことが
減っているのかもしれません。
自分の「中心」と「周辺」は何かを考え、規模を拡大していくことが
できなければ、企業は成長していかない。

金融やインターネット上の口コミ、SNS等に揺さぶられ、
本質を見失ってしまっては拡大していけない。

「中心」といっても、何が中心になるのかはそれぞれの企業により
違いますし、どんなものが該当するのかも十人十色ですね。
商品、技術力、サービス、ブランドイメージ、豊富な販路、
独自のノウハウ・・・たくさん思い浮かびますが、
どんなものが中心になるのでしょうか。
もしかしたら、社長の人望が中心、ということもあるかもしれませんね。

自分の周りで何が求められているのか、
何をすれば勝てるのか、
見えない空間にばかり目を向けていてはたしかにわかりませんね。

意外なところに意外なチャンスが転がっているかもしれません。
自分と周りを見つめなおし、チャンスを勝ち取っていきたいですね。

次号、第473号は1月19日(月)に配信予定です。
どうぞお楽しみに!

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