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めざせ業績UP!企業経営者のための中小企業経営コラム。現場叩き上げ執筆陣が、営業・会計・税務・法律など様々な視点から執筆。隔週発行。

知って得する経営塾 第462号『やはり、「金や欲が絡む」イノベーションはダメ』

[10/27]更新!

★☆★ 既刊情報 ★☆★

 

ワーク・ライフ・バランスを越えて 働き方が変わる 会社が変わる!

不況の中でも元気に業績を伸ばしている企業があります。
業績が右肩上がりの企業とそうでない企業とでは、どこが違うのか。
このシンプルな疑問に答えを出しました。
 
本書では、今、元気あふれる企業をピックアップし、その事例の中から
元気の源を探ってみました。その結果わかったことは、それらの企業には
“ワーク・ライフ・ハピネス"という考え方が根底にあるのです。
“ワーク・ライフ・ハピネス"が中小企業の元気の“素"だったのです。
 
業績不振に悩む中小企業の経営者、管理者の目からウロコ本です。

 

 

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やはり、「金や欲が絡む」イノベーションはダメ    MBA 長友 孝幸

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過去のイノベーションが起した劇的な変化は経済だけでなく、
そこにある文化までも成長させてきた。
それはイノベーションと言うキーワードを「技術革新」として
狭義に捉えるのではなく、幅広く捉えて見ると企業家の遊び心、
自らの欲求や情熱が感じられる。

企業家の遊び心、自らの欲求や情熱からイノベーションを起こした経営者
には、ソニーの盛田昭夫氏、井深大氏(トランジスタラジオ、ウォークマン等
を世界に販売⇒新商品開発・販売)、海外ではヴァージン・グループ会長の
リチャード・ブランソン氏(ヴァージン・ブランドを活用した事業多角化
⇒新しいサービスの創出)が記憶に残る。

最近では、2010年公開の映画「アイアンマン2」で、天才発明家にして大富豪
の主人公トニー・スタークのヒントになった「未来を変える天才経営者」
のイーロン・マスク氏(宇宙ロケット、電気自動車、太陽光発電等の開発)
が目につく。

時代背景や環境の変化はあるものの、彼らに共通することは、
金儲けではなく、純粋に消費者が望むものを創出し、
役立つものやサービスを作ろうとしている。

決して冷静な計算や分析によって生み出されるものでなく、
突如として遊びや自らがおかれている環境から
新たなイノベーションが生み出されている気がする。

イノベーションのサイクルを簡単に辿ってみると、
第一段階として企業家の遊び心、自らの欲求や情熱から新たな商品やサービス
が生み出される。
ソニーウォークマンのように、独創的なアイディアから独占的な利益を
生み出すことが可能となる。

第二段階では、その独占的な利益を目指して、
類似する商品が軒先に並び模倣する供給者が増加する。
商品やサービスが世の中に行き渡ることによって、市場が飽和し在庫が増え、
商品やサービスの需要は減速すると言う流れになる。
つまり景気が減速する要素を持つ。

ならば、我々はどのタイミングでイノベーションを起こせば良いのだろうか。
そう考えた時点で先に掲げた3人のような社会環境を動かすだけの
イノベーションは不可能に近い。

イノベーションを起こす者には「金を儲けよう」というマインドではなく、
「何としてもこれを成し遂げよう」とするパッションが必要となり、
それを支える自己資金や資金調達(銀行、株式)も重要な要素となる。

ただ、このあたりは我々一般人が頭を抱えるところであり、
ひとつの壁になってしまうかもしれない。

今後、少子化が進むにつれ、日本国内だけでは解決できない問題は
山のように起ころうとしている。
経済学者、シュン・ペーターも経済成長を停滞させる大きな要因に少子化を
指摘するほど、少子化問題は消費に影響し、経済を停滞させる要素になる。 

人類の将来を見据えて、イーロン・マスク氏は、
(1)インターネット (情報)、(2)持続可能なエネルギー、
(3)宇宙開発事業の3要素の重要度を説く。
アメリカンドリームのように国内では一代で富を築くことは困難な時代、
一時的イノベーションだけでなく、持続的なイノベーションを可能にする
ためにも、独創的なビジョンを胸に秘め、批判や非難されても、
イーロン氏のように折れない心を持つ企業家精神を養わなければならない。

ただ、目先のビジョンとしては「金や欲が絡む」イノベーションは慎み、
少子化に影響されない自らのイノベーションを模索しなければならない。
きっと、それは個々のレベルだけでなく社会全体を豊かにするだろう。

 

◆◇◆    MBA 長友 孝幸 プロフィール    ◆◇◆ 
     
      株式会社比風屋 代表取締役 長友 孝幸
       【http://www.hifuuya.co.jp/about/】


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編集後記                     副編集長 塩田 剛也

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当メールマガジンをご愛読頂きまして誠にありがとうございます。

自分が初めて感じた「イノベーション」は、アップルのiPodです。
高校生の頃だったかと思います。
今でもあの時の衝撃をはっきり覚えています。
上野に遊びに行ったとき、山手線の車両に大きく広告が載っていました。
MDを使っていて、入る曲数が少なくて不満を覚えていたときでした。
音楽を何万曲も持ち歩ける!なんて、夢のようでした。

単純に考えればハードディスクに音楽が入るのは当たり前ですし、
それを持ち運んでしまえば音楽をたくさん持ち歩けることがわかります。
ウォークマンというブランドを持っていたソニーが同じことをしていれば、
より一層売上も伸びていたでしょうしシェアも独占していたことでしょう。

その後ソニーはHi-MDという規格を生み出していますが、
ご存知ない方の方が多いと思います。
MDの容量が増えただけと言える商品だったうえに、
時代も文化もipodに代表されるメモリータイプのプレーヤーに移っていました。
自分が生み出したMDに固執してしまい、
新しいイノベーションを起こせず、
他社を模倣せざるを得ない状況に陥っていました。

自分が生み出し、トップシェアを持っている商品を否定するようなものを開発
するなんて、目先の利益を考えていたら思いつかないことだと思います。

会社の規模が大きくなるほど、株主など周りの目があり、
役員同士の考えの違いなど社内の問題も増えてきます。

どんな状況に置かれても自分の考え、思い、情熱を込め続けることが
本当のイノベーションを生み出せる。

今もどこかで生まれつつある次のイノベーションはどんなものか、
非常に楽しみですね。

次号、第463は11月4日(火)に配信予定です。
どうぞお楽しみに!

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