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知って得する経営塾

めざせ業績UP!企業経営者のための中小企業経営コラム。現場叩き上げ執筆陣が、営業・会計・税務・法律など様々な視点から執筆。隔週発行。

知って得する経営塾 第456号『自転車乗り』

[09/16]更新!

★☆★ 既刊情報 ★☆★

ワーク・ライフ・バランスを越えて 働き方が変わる 会社が変わる!

不況の中でも元気に業績を伸ばしている企業があります。
業績が右肩上がりの企業とそうでない企業とでは、どこが違うのか。
このシンプルな疑問に答えを出しました。
 
本書では、今、元気あふれる企業をピックアップし、その事例の中から
元気の源を探ってみました。その結果わかったことは、それらの企業には
“ワーク・ライフ・ハピネス"という考え方が根底にあるのです。
“ワーク・ライフ・ハピネス"が中小企業の元気の“素"だったのです。
 
業績不振に悩む中小企業の経営者、管理者の目からウロコ本です。

 

 

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自転車乗り                    落語家 三遊亭 金時

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息子ももう大学2年生。
去年の夏休みに突然、私のサイクリング車で「富士山に行ってくる」
と言い出して家を出た。

世田谷の自宅を出て甲州街道を走り、小仏峠を登って、山梨県に入り、
一泊して富士吉田まで行って引き返して帰って来たそうだ。
初めて寝る公園の誰でもトイレは寝心地が悪く、
ほとんど寝られなかった、と言ってた。

やはり私のシティサイクルでは長距離のサイクリングには適さないらしく、
本格的なサイクリング車か欲しいと言い出した。
ところが、フレームから揃えるとなると、4~50万は軽くかかるのだ。

冗談ではない、子どものそんな思い付きの道楽にそんな大金をかける余裕は
我が家にはない。

そこで一門の大先輩、桂 南喬師匠に相談をした。
南喬師匠はかつて噺家仲間で作っていたサイクリングサークル‘落車会’の
メンバーで、何日間もかけてアラスカを縦断した猛者だ。

しかしお年を召されて、最近は乗っていないらしい。
安く譲ってくださればいいな、と電話して伺ってみると
「確かにもう何年も乗ってないし、自転車はばらして毛布に包んで
しまってあるけど、この自転車は僕の身体の一部で、
人に譲ることは考えられない」 というお返事だった。

なるほど、自転車乗りってそういうもんなんだね。

そこで長年、トライアスロンに挑戦し続けている、橘家 圓太郎師匠に
聞いてみた。圓太郎師匠は宮古島トライアスロン大会に参加して落車、
何か所も骨折した経験の持ち主だ。

現在、8台の自転車を所有してる、という。
息子を伴い、圓太郎師匠のお宅に伺った。

聞いてみると、いろんな用途やレース、体調によってフレームや車輪、
サドル、ハンドルをも交換するもんなんだそうだ。

家じゅうサイクリンググッズだらけだった。
その中から 「これは俺がとても思い入れのある自転車なんだが、
今はもう乗ってない。あげることはできないけど、大事に乗ってくれるなら、
無償でずっと乗ってていいよ。ただ大事に可愛がってね」
と貸してくれたのだ。

自転車乗りってここまで自転車に対して愛情があるもんなんだね。

それから息子は初めて軽井沢まで遠出をした。
途中、川越街道でスっ転んだ時、たまたま真向いのバイク屋の兄ちゃんが
助けてくれて、傷の手当をしてもらった上にパンクまで直してくれたそうだ。

お金を払おうとしたら兄ちゃんが 「金出したら殺すぞ!」 
と言われて 「ありがとうございます!」 と言ってバイク屋を後にした。

「金出さないと殺すぞ!」 はよく聞くけど、
「金出したら殺すぞ!」は初めてだ。いい経験をしたね。

最難関の旧碓氷峠は車がほとんど通らず、どんぐりの落ちる音まで聞こえて、
まるで別世界だったそうな。

しかしあの急勾配、途中メールで 「生きてるか?」 と打つと 
「死にかけ」  と返事が来た。やはり碓氷峠越えはしんどかったようだ。

その後、一緒に飲んだ時、
「お父さん、夏休みにどこかサイクリングしに行こうかと思うんだけど、
どこがいいかな」 というので 「そりゃあ北海道だろう!」 と答えた。

本人もその気になり、テントを買ったり、パンクの修理の仕方を習ったり、
近くの自転車屋で情報を仕入れたり、飯盒でご飯を炊く練習をしたり、
万全の体制を整えた。

出発は大洗フェリー。苫小牧まで一昼夜かけて北海道に上陸するのだ。
デッキの息子に手を振りながらメールで 「いい漢になって帰って来いよ」
 と打つと 「おう!」と返事が来た。なんだか涙が出っちゃったよ。

苫小牧から札幌に出て一泊、その後、留萌、稚内、宗谷岬、猿払、網走、
知床、羅臼、尾岱沼、根室、釧路、襟裳岬などで野宿、
あるいはバイクや自転車で同じように北海道を回る人々用のライダーハウスに
宿泊したらしい。

このライダーハウス、たいそうリーズナブルで、寝るのは雑魚寝だが
根室では一泊二食、花咲ガニ付きで1300円!だったって。

他のライダーハウスも似たり寄ったりで、新しい友達と知り合ったり、
ライダーハウスの主とみんなで飲んだり、バイクで回る社会人の兄ちゃんに
話を聞いたり、大雨の末、夜中にやっと着いた民宿では、
素泊まりにもかかわらず、ご主人が熱い湯を入れてくれて、
ラーメンまで作ってくれた、これが旅の中で一番美味しかった、と言ってた。

数々の得難い経験をし、人情に触れ、函館方面は日程の関係で断念し、
苫小牧からフェリーで帰って来た。迎えに行って、船から出てきた息子に
「よくやった!」 と言って握手をした。
息子の顔は日焼けで真っ黒だったが、輝いていた。

こんなこと学生の時しかできないからね。
私は大学生活を結構、のんべんだらりんと過ごしてしまったから、
とても後悔している。彼にはそういう後悔をして欲しくない。

もうすでに彼は来年の夏、どこへ行くか物色しているようだ。
圓太郎師匠のお宅に土産を持って行ったら
「俺の自転車を北海道まで連れてってくれてありがとう!」
と喜んでくれた。

 

 

◆◇◆ 三遊亭金時師匠のホームページ ◆◇◆ 

三遊亭金時の部屋
http://www.ecg.co.jp/kintoki/

日々写真付きで綴られているブログや
公演等のスケジュールもこちらでご確認下さい。

 


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編集後記                     副編集長 塩田 剛也

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当メールマガジンをご愛読頂きまして誠にありがとうございます。

以前友人と、旅の醍醐味といえば?
という話題でお互いに3つずつ挙げてみました。

友人は「景色」「温泉」「食事・お酒」の3つだな、と言っていました。
そこにしかないもの、そこでしか感じられないものを味わうのが
旅の醍醐味だとのことでした。

私は「景色」「食事・お酒」「人」の3つでした。
温泉でたまたま居合わせた地元のおじさんに話しかけてみたり、
観光案内のボランティアのおじさんと仲良くなって一緒に写真撮ったり、
今でも良い思い出として残っています。

食事に行くときも、なるべく地元の人におススメを聞くようにします。
教えてもらったお店がすごくおいしかったのもうれしかったですし、
翌日の旅行のプランを立ててもらったりもしました。

インターネットで口コミを見て探すこともできますが、
地元の人がオススメするお店の方が当りが多いと感じます。
その土地その土地の生活に近づいている感じもとても好きです。

自転車で旅をするとなると、出会う人との関係もより深くなるのでしょうね。
同じ趣味を持つ人同士の出会いは、同じ困難を共有してきたり、
同じ喜びを分かちあえるのがうらやましく思います。

「俺の自転車を北海道まで連れてってくれてありがとう!」
なんて、なかなか言える言葉ではないですよね。

こんなに愛情に溢れた人に出会えるなんて、
うらやましい限りです。

次号、第457は9月22日(月)に配信予定です。
どうぞお楽しみに!

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