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知って得する経営塾

めざせ業績UP!企業経営者のための中小企業経営コラム。現場叩き上げ執筆陣が、営業・会計・税務・法律など様々な視点から執筆。隔週発行。

中小企業経営塾 第50号

[09/17]更新!

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ ■■■■ ■■■■ ■■■■ 中小企業経営塾 第50号 2002年09月17日 ■ ■ ■ ■■■ ■ ■ ■■ ■ ■ ■ ■ 発行:株式会社イーシーセンター ■■■■ ■■■■ ■■■■ http://www.ecg.co.jp/ ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 原稿執筆の励みになりますので、 ご意見・ご感想を、是非お聞かせ下さい > > > info@ecg.co.jp ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

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■ 目次
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▼掲示板

▼タックスペイヤーの視点14 税理士・FP 榎本 恵一

▼超入門・ビジネス会計(2) 中小企業診断士 駒井 伸俊

▼グローバル化が進む中での地域統合の必要性(2) MBA 長友 孝幸

▼公共職業訓練校への入学方法 AFP 小林 義和

▼縁は異なもの 落語家 三遊亭金時

▼編集後記 副編集長 小林 義和
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■ 掲示板
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歳時記
9月15日 敬老の日
9月18日 かいわれ大根の日
9月23日 秋分の日

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■ タックスペイヤーの視点14 税理士・FP 榎本 恵一
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お陰様を持ちまして、中小企業経営塾は、今号で50号を迎えることが出来まし
た。編集長の立場におきまして、御購読を頂いています読者の皆様に感謝申し
上げます。スタート当時は、200名の読者でしたが、今では2,600名を越える方
々にご覧頂き感謝の念に絶えません。今後とも、混迷のわが国における経営の
ヒントを掲載していく所存でございます。10月からは更にパワーアップした企
画を用意しておりますので引き続き御愛顧よろしくお願い申しあげます。

さて、記念すべき今号の私のコーナーでは、最近実務を通じた雑感をお届けし
たいと思います。

1.脱銀行(直接金融への芽生え)

先日ある会社におじゃました時、社長から、わが社は今後、『脱』銀行でいこ
うと思っている、という威勢のいいお話を伺いました。社長の弁はこうでした。
今、巷にお金持ちがあふれている。お金をどこかに預けようとしても、金利が
全く期待できない。そこで、そのようなお金持ちから個人的にお金を借りて
(当然金銭消費貸借契約を結ぶ)、借りた個人が、会社にお金を貸す。返済は
当分せずに、金利ではなく、仕事をつけてあげる(あるいは、紹介)というお
話でした。

ここで私の考えを補足してみたいと思います。今、金融機関は貸し渋り状態で
あり、企業は大きな仕事をしていくには、資金が必要です。要するに、お金を
必要としている企業には、金融機関サイドの事情でお金が貸せません(自己資
本比率の低下や更なる不良債権の増加懸念)。このような現状を踏まえて、確
かに確実な信用(強固な信頼)の基に、金利はつけないが、強い営業力がある
企業では、仕事をつけて(探して)あげる発想は、大いに歓迎されるものでは
ないでしょうか。

他方、失業率や有効求人倍率をみても仕事にあぶれている人は一杯います(先
日発表された、今春卒業した未就労の学生は約27万人)。このような現状で、
政府は、1,400兆円の個人資産を流失させようと証券税制や資産税制の小手先い
じりを行い始めています。このミスマッチな時代の企業戦略をどう考えるかが
問題ですが、これだけグローバル的に時代の移り変わりが速いと何が正解かが
分からなくなってしまいます。

2.公的年金のゆくえ

先だって、とある有名な講師が、年金の行方の話をしていました。『年金が危
ない』この言葉は、数年前から叫ばれています。その対処法などを話していま
したが、私には迫力が伝わってきませんでした。私は、この動乱期は、まだま
だ続くと思っていますし、私にとってこれから40歳を迎えて25年後に支給され
る年金。でも決して年金はなくなるわけがない、なくなったらこの国が滅びる
時と考えています。何故、とある講師が迫力がなかったかと言えば、もう既に
年金受給対象年齢だからです。この中小企業経営塾をご覧の同世代皆さん、同
世代間でこの国のゆくえを考えて行きましょう。

3.10月から雇用保険料が引き上げられます

いよいよ雇用保険財政情勢の悪化で、10月1日から雇用保険料率が2/1000引き上
げられることとなります。事業主、被保険者それぞれでは1/1000ずつの負担増
になります。被保険者が負担する新税額表になりますのでご注意下さい。

一時助成金ブームがありました。中でも、雇用保険からでる助成金は、案外受
給申請がやさしいせいもあり、かなりの企業が特に人に関わる分野で取得した
と思います。それが、一変して今ではかなり厳しい状況があります。今でも、
助成金は考え方次第では非常に有効な資金調達、補助の手段です。私も、企業
を訪問した際、色々なお話を拝聴して思ったことは、助成金を取得したら人の
解雇などが出来ない。また『雑収入』扱いですので、利益になってしまいます。
決算で助成金も含めた課税を受ける企業も珍しくありません。最初は、資金繰
りと考えて申請した助成金も税金で支払う場合もあるのです。案外先を見通す
ことは難しいことなどです(計画通りにいかず、人がやめてしまったり、案外
活躍ができず当初の予定と異なった方向に向かってしまう事も多いのでないで
しょうか)。

4.来年4月より賞与にも社会保険(総報酬制に移行します)

この話は聞いたことがある方と全く知らなかったと言う方に分かれます。この
問題は、事業主にも、被保険者にも大変大きな問題です。一言で言えば賞与に
も社会保険がかかると言うことです。毎月の保険料負担が0.3%下がり、8.5%か
ら8.2%に変わります。その代わり今まではかかってなかった賞与にも8.2%(事
業主・被保険者両者折半)社会保険がかかりますので、今までと同じ賞与でも
手取りが少なくなるのです。

上記のように今後かなりの負担増になります(但し、今年決まったわけではな
く数年前から実施予定のものが多い)。経営者にとっても、社員にとっても、
このような時代の生き方、あり方を十分に考えて行動してみて下さい。私が考
えるに、色々な意味で負担増だからじっとしていようと言う方が一番時代に乗
り遅れていきますので、考え方を柔軟にとにかく、『行動』です。

10月1日よりHPが全面リニューアル改訂します。

榎本会計事務所
http://www.ecg.co.jp/firm/?mm=50

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■ 超入門・ビジネス会計(2) 駒井 伸俊
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-日本の会計が変わる-

1996年、橋本内閣のときに「フリー、フェア、グローバル」の掛け声のもと、
わが国においても『金融ビッグバン構想』が掲げられました。その影響を受け
て、ここ数年、日本の会計の決まりが大きく変わり始めています(会計ビッグ
バン)。

例えば、これまで日本の決算書には、物を買ったときの値段が表示されていま
した。当たり前といえば当たり前のようですが、例えば、戦後、100万円で買っ
た土地はそのまま今も100万円と表示されています。決算書に載っているのは
100万円だけど実態は値上がりしていて1億円。9,900万円の含み益があるから、
それをベースに銀行から融資がおりました。また、バブルのときに10億円で買っ
た土地が今暴落しているのに10億円と表示されています。会社の財政状態を表
す決算書に10億円と載っているのに実態は暴落して1億円。おかしな感じがし
ませんか? 会社の状態や成績を表す決算書なのに、これでは全然実態を表し
ていません。これでは、役に立ちません。そこで、投資家にとって、有用な意
思決定ができるような情報(本当の実態はどうなのか?)を提供すべく、会計
制度の改革が進んでいます。

会計が変わるということは、経営のやり方も変わるということです。例えば、
皆さんが学生だとして、ある先生の授業を履修していて、その授業はなんとし
てもいい成績をとりたいとしましょう。皆さんは、よい成績をとるためにどん
な行動をとりますか? もし、その先生が成績をつけるのに、*授業に出席し
た回数を重視するなら、休まず授業に出ようとするでしょう、*授業への参加
の度合いを重視するなら、積極的に質問するでしょう、*レポートの量で決ま
るなら、レポートの枚数をできる限り多くするでしょう。

同じように、会社の成績のつけ方やどんな指標を重視するのかで、会社の経営
のやり方も少なからず影響を受けます。売上を重視するのか、利益を重視する
のか、資本の効率を重視するのか、キャッシュを重視するのかによって、とる
べき行動が変わってきます。

次の一手を考えるために、このメールマガジンで、一緒に会計を考えていきま
しょう。

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■ グローバル化が進む中での地域統合の必要性(2) MBA 長友 孝幸
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(1)自由貿易協定(FTA)の効果

グローバル化が進むにつれて、日本経済を取り巻く自由貿易協定に関する話は、
単なる日本製品の部品や完成品の国際競争力を高めるだけでなく、直接投資の
活性化、国際的な労働移動など、さまざまな視点から将来の需要創出を期待す
る議論に派生しています。

近年、日本政府は景気低迷期から脱却するために、有効な需要創出の機能とし
て、経済的なプラス効果や制度革新をもたらす効果を例にあげながら、シンガ
ポールとの経済連携協定(JSEPA)を説明しています(外務省のHP等)。
今回はこの日本初の自由貿易協定(経済連携協定)の効果について考えてみた
いと思います。

自由貿易協定とは、Free Trade Agreement(以下 FTA)
の訳語で、特定低地域や国が貿易等を活性化かするために関税を撤廃したり、
お互いの制度を調和させたりする取決めを言います。FTAの一般的な議論に
なると、構成メンバー国間の関税など、輸入制限を撤廃する点ばかり大きくク
ローズアップされますが、投資、サービス、労働市場、各種規制、経済政策、
通貨統合の多面にわたって地域内の障壁を低め「進化した統合」を可能とする
機能を備えています。

そのFTAがもたらす理論的な効果は、静態的効果、動態的効果に分けられま
す。はじめに静態的効果について見てみましょう。静態的効果は域内外の資源
配分を前提に考えると容易に理解できます。FTA締結によって域内貿易は、
障壁の撤廃によって、域内の製品等の移動を拡大させます(貿易創造効果)。
さらに具体的な共通関税等の設定が、FTAの加盟国の購買力を強化し、域外
から輸入価格を押し下げることによって、競争優位な製品の入手を可能にしま
す(交易条件効果)。しかし、域外の効率的な生産国からの輸入を域内の輸入
に転換しなければならず、部品や完成品等の品質にリスクが残る可能性があり
ます(貿易転換効果)。

次に動態的効果について見てみましょう。動態的効果は域内外の生産性の向上
や直接投資の対象国・地域を前提に考えると容易に理解できます。言うまでも
なく貿易障害の撤廃によって、域内市場は開放され規模の利益が増大します
(市場拡大効果、競争促進効果)。規模の利益の増大はより効率的な生産を実
現し、より優れた技術や経営ノウハウが構築され、域内に拡散させていきます
(技術拡散効果)。また、各国の構築された政策・規制等のノウハウを共有化
することによって、より迅速な制度改革や地域内の政治的安定化を可能としま
す(制度革新効果)。

最近のFTAに関する経済分析の経過を見ると、貿易創造効果や貿易転換効果
などの静態的効果よりも潜在的な動態的効果を期待して締結される傾向が高い
と考えられます。特に日本経済の復活については、FTA締結をきっかけにし
て、動態的効果を期待したいものです。ただ、その効果は所得水準、産業構造
の類似する地域や国と締結するほうが、有益であると考えられています。

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■ 公共職業訓練校への入学方法 AFP 小林 義和
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これまで公共職業訓練校のおいしいところを紹介してきましたが「入校手順が
知りたい!」との声が聞こえてまいりましたので、ご紹介したいと思います。

手順1 所定給付日数の確認(受給資格者のみ入所資格がある)。
手順2 ハローワーク係官との面談で入所の意思があることを伝える。
手順3 ハローワークからの指示をもらい入所のための筆記試験や面接を受ける。
手順4 2週間弱で合格発表。合格なら入所できる。

筆記試験や面接はありますが、どちらかというと面接のほうが重要のようです。
筆記試験は、指導内容が理解できるかを見るために行われるので、よほどの事
でなければこれだけで不合格になることはないようですが、中学高校レベルの
国語、数学、コースによっては、英語が加わることもあります。各コースの試
験科目はコース紹介パンフレットに明記されているので、興味のある方は詳し
く調べてみてください。

職業訓練は「就職が困難な人に、その職業の知識と技術を身につけさせて再就
職を可能にする」ための公的制度です。すでに、資格を持っていたり、逆に訓
練を受けても就職ができそうもない人は選考から漏れる可能性があります。最
近では、世相を反映してか中高年の会社都合退職者(いわゆるリストラ退職)
に優遇している感もあります。技術を身につけ早く就職するんだという意思の
強さがある方はクリアできると思いますが、前回の話のようなお金がもらえる
ことだけで入校を希望をするのでしたら難しいかもしれません。

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■ 縁は異なもの 落語家 三遊亭金時
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鹿児島へ行ってきた。垂水という鹿児島市から見て桜島の丁度対極のなるとこ
ろで、フェリーに乗って約40分、鹿児島市に通勤する人も多いそうだ。温泉が
豊富で飲む温泉水は全国的に有名。何を隠そう、家の親父も愛飲している。と
ても身体にいいのだという。垂水を訪れるのはこれで4回目。7年前から夏祭
りの司会の仕事を3年続けて頂いて、今度は講演の講師として呼んでくれた。

垂水に縁が出来たのはとても不思議で、あたしがよく行く「鴻の巣」という銀
座の古いバー。飲みに行くと一人の紳士を紹介された。垂水の市長だという。
あたしは大の歴史ファンなので、西郷隆盛の話で大いに盛り上がった。「じゃ
あ、今度夏祭りがあるから司会に来るかい?」二ッ目で夏、仕事のない時期、
本当に助かった。その後市長が選挙違反で逮捕され市長が代わったので、少し
ご無沙汰でまた今回、という訳。

「芸人とスリは人中(ひとなか)でないと仕事にならないんだぞ」先代の金馬
師匠がよく言っていたそうだ。全くその通り。縁は異なもの、袖擦り合うも多
生の縁。人中に出て仕事を見つけましょう。余談ながら今回、前市長にもお会
いして今回のことよくお礼した。相手の境遇の変化で付き合い方を変えるのは
芸人として最低だと思う。


10月17日に国立劇場演芸場にて行われる「金時寄席」のチケットを5組10名様に
プレゼント! 詳しくは下記ホームページCLUB-ECをご覧ください。
http://www.club-ec.com/

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■ 編集後記 副編集長 小林 義和
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幾分か過ごしやすくなってきました。残暑が終わらないのではと、あるはずも
ないことを考えてしまうほど今年の夏は暑かったですね。紅葉にはまだ早いで
すが、何をするにも良い季節。今年の私は〇〇の秋。

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