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知って得する経営塾

めざせ業績UP!企業経営者のための中小企業経営コラム。現場叩き上げ執筆陣が、営業・会計・税務・法律など様々な視点から執筆。隔週発行。

中小企業経営塾 第44号

[06/17]更新!

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ ■■■■ ■■■■ ■■■■ 中小企業経営塾 第44号 2002年06月17日 ■ ■ ■ ■■■ ■ ■ ■■ ■ ■ ■ ■ 発行:株式会社イーシーセンター ■■■■ ■■■■ ■■■■ http://www.ecg.co.jp/ ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 原稿執筆の励みになりますので、 ご意見・ご感想を、是非お聞かせ下さい > > > info@ecg.co.jp ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

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■ 目次
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▼掲示板

▼タックスペイヤーの視点8 税理士・FP 榎本 恵一

▼2002年版中小企業白書 まちの起業家の時代 中小企業診断士 駒井 伸俊

▼経済再生を支える競争とは MBA 長友 孝幸

▼健康保険料について AFP 小林 義和

▼ピンポイントv.s.体質改善 落語家 三遊亭金時

▼編集後記 副編集長 小林 義和
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■ 掲示板
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歳時記
6月20日 健康住宅の日
6月24日 UFO記念日

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■ タックスペイヤーの視点8 税理士・FP 榎本 恵一
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トルシエ・ジャパンの見事な快進撃に、毎日胸がスキッといたします。前号で
今年最大経済効果がワールドカップです、と書きましたが、本番を目の当たり
にして経済効果どころか負の12年(干支が一周)を一掃させるだけの国民に与
えるインパクトと勇気が感じられます。日本人は、本来お祭り好きであり、一
人ではなかなか行動が起こしずらい民族といわれ、その象徴を北野武さんが
『みんなで渡れば怖くない』と発した言葉が、20年前に流行語になったのです。
これからが、夏本番そして夏祭りの季節です。是非、皆さん、ビジネスプラン
やライフプランをしっかり練り上げ、チーム(企業や家族)戦略で後半を盛り
上げましょう。

さて、今回のテーマは、上記の行動に水を差す話かも知れません。政府税調、
党税調、経済財政諮問会議などから三者三様の今後のタックスの行方がおぼろ
げに見えてきました。どのスケジュールも来年の春の国会審議を睨んで動き出
しているようです。しかし、報道を聞けば聞くほど、方向が分かりません。我
々国民もデフレ不況に悩み、政府も財政確保に悩み、一体どのような形になっ
て行くのでしょうか(具体的な方向が確定次第お知らせしていきます)。

その中で、外形標準課税と言う言葉がよく出てきます。代表的な例では、東京
都の銀行税などです。政府の地方法人課税小委員会報告をみますと、外形標準
課税の意義を地方分権を支える安定的な地方税源の確保、応益課税としての税
の性格の明確化、税負担の公平性の確保、経済構造改革の促進をあげています。

一寸難しいですね。私なりに言い換えますと乱暴かも知れませんが、この外形
標準課税、別な観点からみれば消費税と同じといったら語弊があるでしょうか。
今まで法人税・法人事業税などは、利益(もうけ)に対して税率を掛けて課税
してきました。すなわち、もうけが無かった赤字会社には、税金の負担が免除
されていました。消費税は、利益ではなく、売上に対して課税される為、赤字
法人でも納税の義務はあります(3,000万円以下の法人などは免除)。

今回の外形標準課税は、特に、法人事業税の税率を下げて、広く、薄く、全て
の企業に赤字であっても、資本金基準や給与総額基準などを導入して課税しよ
うとするものです(*ちなみに、資本金に対しては、0.48%、給与総額に対し
ては、 0.66%とされた場合、1,000万円・給与総額3,000万円の赤字企業に対し
ては、 1,000万円×0.48%=66,000円、3,000万円×0.48%=144,000円となり
負担増になります)。

最近テレビを見ていましたら、昨今の税制のあり方について、ある評論家が
『担税力』と言う言葉を引き合いに出していました。その解釈なのでしょうか、
担税力とは、税金を払える人・企業を作る事が必要なことではないかとの発言
でした。

また、金子宏氏によれば『担税力』(ability to pay)とは、各個人の租税を
負担する経済的能力のことで、その表現としては、所得・財産・消費の3つが
ある。所得と財産は担税力の直接的表現であり、消費は間接的表現である。公
平負担、すなわち担税力に即した税負担の配分の観点からは、所得課税がもっ
とも望ましいと考えられてきた。しかし、所得税は重すぎると勤労意欲を阻害
したり租税回避を誘発する恐れがある。最近は、効率性や中立性の観点から所
得課税の比重を下げて、消費税、特に付加価値税の比重を上げるべきであると
いう考え方が強くなりつつある。いずれにしても、税制は、これというもので
はなく、所得、財産、消費を組み合わせたタックス・ミックスが望ましいとさ
れています。皆さんはどう考えますか。

それにしても、今までは、税の専門化に任せておけば良かったのですがそのよ
うな時代はとっくに過ぎてしまったような気がします。何故ならば、企業存続
も新設も、よく各種専門化とコミュニケーションをとり、どのようにしたら経
営が旨くいくかのプランニング(アイデア)を考え、それに対する備えと訓練
(教育)を行い、企業を強くして行かなければ、21世紀は難しい時代になりそ
うだからです。逆に考えれば、アイデアが勝負かも知れません。最後に伝説の
GEの前会長兼CEOであるジャック・ウエルチのリーダーシップ論に次のようなこ
とが書かれています。参考にしてみて下さい。

「バイオの革新的発明のようなものがアイデアであるというのは、間違った考
え方だ。たとえば、請求を間違いなくやることがアイデアだ。アイデアとは、
6日間頭をひねりつづけた結果、ある日突然ひらめくものだ。だれもが、貢献
できる。現場で作業している人は、オフィスにいる従業員よりもはるかにいい
提案をする場合が多い。カギになるのは、そうした現場の従業員に敬意を払い、
尊敬することだ。」

参考文献(資料)
金子宏 『租税法辞典』中央経済社
ウエルチ リーダーシップ31の秘訣(ロバート・スレーター:日経ビジネス文
庫)

榎本会計事務所
http://www.ecg.co.jp/firm/?mm=44

* 榎本のコラムは下記からどうぞ
声による情報 03-5909-9102(録音されたメッセージが聞けます)
ホームページによる文字情報 http://www.ecg.co.jp/koe?mm=44

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■ 2002年版中小企業白書 まちの起業家の時代 中小企業診断士 駒井 伸俊
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-経営革新を行う中小企業への支援策(2)-

まず、前号ででてきた中小企業者が策定する経営革新のための計画を支援する
ための法律「中小企業経営革新支援法」についてみてみましょう。

この法律は、3つの特徴を持っています。

第1に、経営課題に挑戦する中小企業の新たな取り組みによる経営の向上を全
業種にわたって幅広く支援しています。ここでいう中小企業とは、業種別に、
資本金の上限か従業員数の上限のどちらかで判断します。例えば、製造業(3億
円、300人)、卸売業(1億円、100人)、小売業(5,000万円、50人)、サービ
ス業(5,000万円、100人)といった具合です。

第2に、中小企業単独で支援を受けるだけでなく、異業種交流グループ、組合
等の多様な形態による取り組みを柔軟に支援しています。その理由は、経営資
源に限りのある中小企業にとっては、外部の経営資源を有効に活用することが
重要であるからです。

第3に、経営革新のための経営目標を設定し、それに向けて経営努力を促す仕
組みになっています。ここでいう経営目標とは、「付加価値額」または「一人
当たりの付加価値額」をいい、次のように定義しています。

付加価値額 = 営業利益 + 人件費 + 減価償却費
一人当たりの付加価値額 = 付加価値額 ÷ 従業員数

「経営革新支援法」の承認の対象となる計画期間は、通常、3~5間年です。
「経営革新支援法」の承認を得るためには、計画を立てた当時から5年経った
時に「付加価値額」または「一人当たりの付加価値額」のどちらかの目標の伸
び率が15%以上(3年の場合は9%以上、4年の場合は12%以上)である必要が
あります。

こうした数値目標をもっている中小企業は、あまり多くありません。仮に、もっ
ていたとしても、前年対比ぐらいで、それに向かって、どのような行動をとっ
ていくのかというアクションプランがありません。たしかに、計画を立てただ
けでは何も変わりません。しかし、数値目標のある計画を立てることは、2つ
の重要な意味をもちます。

まず、計画立案の過程において、自社のビジネスについて、真剣に考え、討議
することで、課題が明らかになり、問題意識が共有化されます。次に、毎年、
ビジネスを行っていく過程で、計画が道しるべとなり、軌道修正のポイントと
なります。

経営革新の計画を立てる本当の意味はこういったところにあるのです。そして、
そのあとに支援策です。次回は、その支援策についてです。

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■ 経済再生を支える競争とは MBA 長友 孝幸
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船井とアイワの海外経営における競争の明暗

一見すると私たちがもつブランド価値は、船井、アイワのいずれも同じように
感じられます。しかし、両者の相違を簡単に述べると、絶対なるリーダーの存
在を問うことができるでしょう。今回はアイワの部品調達の問題点をベースに
弱体化していった問題点を上げながら、船井哲良社長が率いる船井電機の競争
優位のテクニックを考えてみます。

アイワは日本を含むアジアの4か国(マレーシア、インドネシア、シンガポー
ル、中国)に自社の生産拠点をもち、台湾や中国の完成品メーカーに生産を委
託しています。その生産方法は4ケ月先まで予約生産し、生産に必要な部品を
アイワ自身がまとめて購入する構造になっています。

言うまでもなく、売り上げが右肩上がりで伸びていた時代には、海外に自前の
工場設備や従業員を抱えて、安く大量の製品を供給できるアイワの生産方法
(勝利の方程式)が競争優位に働いていましたが、1997年以降に起こった円安
やユーロ安をきっかけに、通貨がドルに連動する傾向の強かったマレーシア、
主力生産拠点としていた英国などの先進国におけてアイワ製品の国際的な競争
力に陰りが見え始めています。

現代のような変化の激しい企業環境の中でのアイワのように部品の調達方法で
は、一部の部品の調達に支障をきたした場合、その他の部品の発注を取り止め
ても、既に契約した4ケ月先の在庫まで負担しなければならない構造的な問題
から解決されない状況が続きます。このような事態をカバーするために、コス
ト削減とシェア維持のためのなりふり構わぬ方策(前触れなく取引を打ち切る
など、取引上のルールを無視するような企業間の信頼関係を逸脱するように行
為)が、部品メーカーの反発を買う最悪の状態まで発展していました。

90年代の飛躍的な海外生産へのシフト、外部委託生産で急激な規模の拡大を続
けたアイワの生産システムは、(1)為替変動に対応すべきコスト競争力の低
下、(2)外部委託による製品開発の弱体化、(3)ルールを無視した集中購
買による取引先との信頼関係の喪失など、リーダーの不存の経営陣が業績の悪
化に手を打てずに、その生産効率の低下から競争力が失わせたケースとして捉
えられます。

一方、船井電機の競争優位テクニックのベースには、競争優位を支えるコスト
ダウンに対してたぐい稀なる情熱を持っているあらゆる部門の技術者の存在を
忘れてはなりません。部品メーカーからの集中購買をして競争優位を実現して
いたアイワとは異なり、部品点数を減少させるために自ら開発設計・製造を怠
らない徹底した競争力を持った完成品生産を実現させる雰囲気が船井電機には
感じられます。その社風を基礎にして資材、物流面にいたっても、部品の内製
化によって、物流コストや在庫コストの極小化を可能にしています。

ご存知の通り、部品内製化や製造方法(人海戦術の考え方の違い)、部品や完
成品の在庫を徹底的な削減などの生産性の高さは、船井電機の競争力のごく一
部にしか過ぎません。生産工場レベルの問題に限定しない競争力を強化には、
改善を繰り返し続ける船井哲良社長の姿勢から派生し、更なる生産性の向上を
見出しています。

他社に真似できない船井の競争優位のテクニックには、設計、資材、生産、物
流、販売、間接部門に至るまで徹底的にスリム化によって構成されています。
長い時間をかけて養ってきた個々の競争優位のテクニックが総合的に構築され
た時、船井電機の強さを理解することができます。

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■ 健康保険料について AFP 小林 義和
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健康保険についてこれまで意外に知られていない事をいくつか紹介してきまし
た。今回は健康保険料をテーマにしたいと思います。

健康保険には組合管掌、政府管掌、国民健康保険などいくつか種類があります。
サラリーマンの方は給与明細に記載されている事でしょう。国民健康保険の方
はそろそろ納付書が送られてくるころでしょう。では、その保険料の金額はど
のようにして決められるのでしょうか。

組合管掌、政府管掌は四月から六月の平均賃金から標準報酬月額を算出し保険
料率を掛け算出します。保険料率は組合管掌の場合、千分の30~95の範囲で組
合規約により決定し、政府管掌の場合は千分の85です。国民健康保険は国保へ
の加入人数から算出する均等割額と住民税額から算出する所得割によって決ま
ります。

このようなかたちで決められる健康保険ですが、総報酬制に移行、自己負担額
の増加、診療報酬の削減など様々な改正、改革が議論されているように今、健
康保険組合は危機に瀕しています。高齢化社会の中、医療費の増大は避けられ
そうもなく、上記のようなその場凌ぎの改革では根本的な解決にはならないで
しょう。痛みも一時であれば耐えられますが、長期化するのも考えものです。
自分の身を守るために何をすべきか。けがや病気だけではないようです。

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■ ピンポイントv.s.体質改善 落語家 三遊亭金時
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あまりそのように見えないようですが実は私金時は体が弱いのです。扁桃腺が
すぐにはれて、熱は三十九度、四十度、これが四ヶ月に一度ぐらいのペースで
やってきたのです。吸入器を買ったり、喉につける薬やうがい薬、ペニシリン
etc。色々やりましたが、良くなりません。

ある時、知り合いが「じゃ漢方薬試してみたら?」と進めてくれたので漢方医
の元へ。その時もらったのは、小柴胡湯とかいう薬で三合を二合に煎じたもの
を一日ニ回、三ヶ月の間飲みつづけました。 するとどうでしょう。熱を出すの
は一年に一度ぐらいになりました。それより変わったのは、お酒を飲んでも二
日酔をあまりしなくなったのです。後で聞いてみると、その小柴胡湯というの
は元々肝臓の薬なんだそうで、熱を出すのは肝臓の機能が悪かったせいもある
のだそうです。

ですから今でも飲み過ぎた日が続くと、顆粒タイプの小柴胡湯を飲むことがあ
ります。西洋医学と東洋医学は考え方が違うそうで、前者は胃が悪ければ胃、
血圧が高ければそれを下げる薬、といった具合にピンポイントに攻撃します。
後者はどこか悪ければその大元を直す為に体質を改善するのだとか。

私の友達も肝炎で一ヶ月入院し、一生酒はダメといわれました。しかし温灸と
いう治療法の門をたたき調べたところ「肝臓は悪くない、脊髄の機能が低下し
ていて新しい血が作れないから、汚れが肝臓にたまってるだけだ。」という見
立て。それから毎日背中に温灸を続けたところ遂に完治してしまったのです。
今では酒もどんどん飲んでいます。

東洋医学だけにたよるのも良くないし、西洋医学を盲信するのもよくないのか
も知れません。どっちにしても洋の東西問わずバカに利く薬はないようで・・
・。

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■ 編集後記 副編集長 小林 義和
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全国的に梅雨入りしました。関東地方では平年より三日、昨年より六日遅いそ
うです。このところ季節の巡りが早いと感じていましたからもとに戻ってきた
のでしょうか。梅雨時は何かとじめじめしてますが、気分だけでもカラッとい
きたいものです。

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