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知って得する経営塾

めざせ業績UP!企業経営者のための中小企業経営コラム。現場叩き上げ執筆陣が、営業・会計・税務・法律など様々な視点から執筆。隔週発行。

中小企業経営塾 第38号

[03/19]更新!

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ ■■■■ ■■■■ ■■■■ 中小企業経営塾 第38号 2002年03月19日 ■ ■ ■ ■■■ ■ ■ ■■ ■ ■ ■ ■ 発行:株式会社イーシーセンター ■■■■ ■■■■ ■■■■ http://www.ecg.co.jp/ ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 原稿執筆の励みになりますので、 ご意見・ご感想を、是非お聞かせ下さい > > > info@ecg.co.jp ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

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■ 目次
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▼掲示板

▼ タックスペイヤーの視点2 税理士 榎本恵一

▼不況の中のベンチャーブーム 中小企業診断士 駒井 伸俊

▼グローバル社会がもたらす歪(働く環境の大切さ) MBA 長友 孝幸

▼ニュース 落語家 三遊亭金時

▼編集後記 副編集長 小林 義和
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■ 掲示板
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歳時記
3月21日 春分の日
3月27日 さくらの日


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■ タックスペイヤーの視点2 税理士 榎本恵一
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いやー今年の確定申告は大変でした。皆さん如何でしたでしょうか?

税理士会主催の無料相談員として、納税者と接する機会があった時に昔に比べ
て積極的な納税者が多くなっているなあと実感しました。(昔の話は、先輩の
税理士さんに聞くしかありませんが・・・)具体的には、かなりの方が用紙
(今年から大幅に変更されました)に自ら記載をされているか、理解をしよう
としている姿勢が表れていました。わが国が採用している『申告納税制度の趣
旨』に合致してきている印象を持ちました。

私見になりますが、これならば、将来、全給与所得者が、年末調整か自ら確定
申告を行える土壌はあまり時間がかからなく出来そうですし、来年から始まる
インターネットを使用した『電子申告』時代になり、上記の法律が整備(今は、
給与所得者は、一定の条件の方しか確定申告は行えません。ほとんどの方が年
末調整で課税関係は終了になります)されれば、タックスペイヤーとして意見
がいえる(申告書に反映させる)時代の到来する日も近いと思います。(この
件に関しましては、メルマガ40号の時に詳しく書きます)

さて、タックスペイヤーの視点の今回(38号)と次回(39号)は、同族会
社を考えてみたいと思います。会社員時代には恐らく、うちの会社は同族会社
だからと認識されて仕事をしていた方はあまり多くないと思います。わが社は
『ワンマン』『社長の鶴の一声』で何でも決まる感想を持った方は多いはずで
す。もし、このような方が起業をされた場合は、過去の経験上自ら企業を起こ
しても過去の経験を見よう見まねで踏襲されている方が多いようです。

法律上同族会社を簡単に言えば、株主等3人以下及びこれらの同族関係者が所
有する株式の総数又は出資の金額の合計額が、50%以上の会社です。わが国
の約96%近くがこのような同族会社です。残りの4%の上場している企業は、
本店を海外に移転(税率が低い国など)したりダイナミックなアクションが取
れます。大きな意味では、昨今の政治腐敗の問題などと似ています。大手企業
の経営責任はなかなか問われません。しかし、中小企業は、その行為そのもの
が、直接、経営責任の責めを受ける可能性が高いのです。

わが国のように、高度成長期が続き発展・繁栄した国はありません。また、そ
の中で繁栄してきた企業のほとんどが同族会社である国もありません。ただ残
念なことに、その間タックスペイヤー教育が行われていなかったのが事実です。
タックスペイヤー教育がなかったわけですので、いざ、独立して社長になった
方は、法律を知らないのです。(ただし、社長は、租税法をはじめ全ての法律
を認識しているものとして国は考えています)代表的な事柄として、社長の給
与の決め方や退職金の決め方、経費のあり方から始まり、親族の問題など会社
を舞台に私物化が行われてしまう可能性があるのです。

同族会社において、株主の特殊性のため、通常の会社ではなし得ないような
【恣意的な行為】により租税負担の回避が行われやすい傾向があります。これ
を容認しておけば、租税負担の公平を期すことが出来ない(これを容認した場
合には、法人税などの負担を不当に減少させる結果になる)ので税務署長は、
同族会社が行った行為を認めないことがあります。これを専門用語で、『同族
会社の行為・計算否認』といいます。次号で、この同族会社行の行為計算否認
の具体的な事例をお伝えしたいと思います。


* 榎本のコラムは下記からどうぞ
声による情報 03-5909-9102(録音されてメッセージが聞けます)
ホームページによる文字情報 http://www.ecg.co.jp/koe?mm38

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■ 不況の中のベンチャーブーム 中小企業診断士 駒井 伸俊
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-経済活性化のダイナミズムの源泉-

バブル崩壊後、約10年が経過しましたが、長い平成不況のトンネルの出口は
まだはっきりと見えません。しかし、こうした不況にもかかわらず、現在、企
業を創業する人が増加傾向にあります。第3次ベンチャーブームといわれるほ
どです。

これまで、我が国には、過去2度のベンチャーブームがありました。第1次のベ
ンチャーブームは、高度経済成長を背景に1970年代初頭に始まりオイルショッ
クによって終焉しました。次いで、第2次ベンチャーブームは、バブルに向けて
一直線の1982年頃から始まり1985年のプラザ合意後の円高不況により終息しま
した。過去2度のブームはどちらも好景気を背景にしたものです。つまり、6%、
4%と経済が成長していた時代です(*1)。しかし、現在のベンチャーブームは、
バブル崩壊後の1993年頃からスタートし、今現在も続いています。失われた10
年の間に創業が増えている(創業以上に廃業が増えているので、開廃業率の逆
転現象(*2)は相変わらずで、その差はさらに拡大しています。)。その背景は
何なのでしょうか?

創業した人の中には「子供の頃から、会社を経営するのが夢だった。」という
人「いきたい就職先も見つからない。この際、自分でやってみるか。」という
人「リストラ。やもなく起業。」という人もいるでしょう。創業に至までの過
程や動機(*3)は人それぞれですが、現在の創業が増えている要因の一つには、
政府が政策誘導的に創業を増やそうとしていることがあげられます。「政策誘
導的?」?のマークがたくさんつきそうですが、つまり、ベンチャーに経済活
性化の原動力となってもらうために、国が創業等を積極的に支援していくとい
うことです。今、ベンチャーには、出口の見えない不況にあえぐ日本経済の立
て直しの役割が期待されているのです。

もしかしたらあまり知られていないかもしれませんが、実は、今、国の施策と
して様々なベンチャー支援のための政策が実施されているのです。ベンチャー
支援政策がたくさん実施されているということは、ベンチャー支援のためにそ
れだけ予算が割り当てられている(税金が活用されている)ということです。
創業や異業種進出等を考えていらっしゃる方はこれをうまく利用しない手はあ
りません。次回以降は、様々な施策のご紹介です。

(*1) メールマガジン32号のお話を思い出してください。
http://www.ecg.co.jp/mm/back_vol32.htm?mm38
(*2) メールマガジン35号のお話です。
http://www.ecg.co.jp/mm/back_vol35.htm?mm38
(*3) 中小企業白書によると、創業の動機は「自己実現」「能力発揮」が多くなっ
ています。

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■ グローバル社会がもたらす歪(働く環境の大切さ) MBA 長友孝幸
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テロを引き起こす貧困

現地でニュースや新聞を見ていると、相変わらずイスラム過激派アブ・サヤフ
掃討作戦を兼ねた比米合同軍事演習のことばかり流れてきます。それは「アメ
リカのテロ壊滅の正当性」を主張するパフォーマンスに感じられるほどのもの
でした。しかし、フィリピン国民は過去の経験からアメリカの過度な姿勢や米
大統領の演説などに、「フィリピンの現状を十分に理解していない」と不満を
ぶつけるフィリピン国民は多くは、各地で抗議集会を開催しています。

そのような状況が続く中で、「アブ・サヤフの元ゲリラの少年4人をミンダナ
オ南西部のバシラン島で保護した」というホッとする記事を見つけました。少
年らは昨年、別々にアブ・サヤフに拘束され、強制労働(*1)に従事させられて
いましたが、アブ・サヤフ側は、度重なる食料不足を理由に少年らを解放した
とありました。なぜ、世界を震撼させたウサマ・ビン・ラディンとの関係が報
じられているイスラム過激派アブ・サヤフが、私たち日本人からすれば、どう
でもいいような食料不足を理由に少年らを解放したのでしょうか。

そこには、1日の食事もできないほどの貧困なイスラム教徒の現実の生活があ
りました。イスラム教徒でも1日3度の食事ができれば、ゲリラ活動に身を投
じたくないという人たちが現地には多く見うけられます。このとき解放された
少年4人も、ジョリビー(*2)に行ってハンバーガーを食べたいと、解放後のイ
ンタビューに答えています。解放する側も、解放される側も満足に食事をとっ
ている状況は変りありません。しかし、このような貧困がもたらす地域の問題
(*3)を冷戦構造崩壊以後のアメリカの行動(*4)によって、テロを誘発する者た
ちとして扱って良いのだろうか。疑問が残ります。まして、今回のようなアメ
リカの性急で安易と感じられる姿勢は、各地域で解決できる問題を地域で解決
できないものに発展させたりと、世界情勢に不安を与える要因を作っているよ
うに感じられます。

長期的な国内外からの極端な民族・地域的差別、そこから新たに生まれてくる
絶望感が、その圧力から打破しようとする彼ら自身の行動に拍車をかけ、テロ
活動に走らせていることは事実です。確かにアブ・サヤフは、マスコミに指摘
されるように、ウサマ・ビン・ラディンとの強いつながりを問い詰めると、テ
ロ組織として取り扱うことができます。

しかし、貧困からの脱出を誰もが望むこの地域には、アメリカに影響されない
解決策が必要です。つまりテロを生出す貧困をなくすことが、この地域には必
要なのです。いずれにせよ、この地域に家族を養えるほどの働く環境がないこ
とが私には残念です。次回は、テロリズムを生出す背景を理論的に整理して、
「働く環境の大切さ」について考えていきます。


*1 弾薬運びや食事の準備、水くみ、まき集めなどを軽作業
*2 フィリピンで子供たちに人気のあるハンバーガーショップ
*3 イスラム教徒とキリスト教徒など民族的、言語的、地理的な背景をもつ社会
問題
*4 冷戦に勝利し自己の正義が普遍的な正義として確立したとするアメリカ

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■ 弟子その2 落語家 三遊亭金時
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以前、このメールマガジンで報告しましたが、あたしのところに弟子志望が来
ました。彼は東京外語大卒、テレビ東京で番組のホームページ作成の仕事をし
ていた男で現在27才、長崎県出身。

落語との出会いはあたしが「私の青空」にでているのを見て興味を憶えて、あ
たしの独演会へ来たのがそもそものキッカケ。「よく近頃見に来てるな。」と
は思ってましたがまさか、弟子入りするとは思わなかった。それもあたしの処
へ!!

仕方ないからともかく入門。見習いとして今、うちで掃除したり太鼓の稽古を
したり。 噺の稽古はまだこれから。その前に前座として役に立つように仕込ん
でからでないといけません。

弟子とってみての感想。
(1) 知らない奴がうちの中をちょろちょろしていると邪魔。何かと気になるし、
おちおち好きな昼寝も出来やしない。
(2) カミさんの化粧が濃くなった。
毎日10時に通って来るので9時半になると化粧を始める。いままでは出掛
ける用がない時は1日中スッピンで歩いていたのに 化粧品代がかかって
しょうがない。

いい面もあって
(1) うちの中がきれいになった。
せまいうちを毎日掃除してくれるのでピカピカ!
(2) 私自身、いい加減な噺はできないとなと、と思うようになりました。

落語界では弟子をとっても協会から養育費など出ません。他の師匠の所へ稽古
へ行ってもお金など払いません。勿論、弟子から月謝など取りません。同じよ
うに育ててくれた師匠方、落語界への恩返しなのです。

「真打は弟子を採る権利があり、また後輩を育てる義務がある」私が尊敬する
南喬師匠の一言で決めました。芸名は“時助”どうぞ宜しくお願いします。

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■ 編集後記 副編集長 小林義和
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カメラマンをしている古い友人がいます。スポーツ新聞の紙面を飾ることもあ
り、日々活躍を目の当たりにしています。先日もシアトルマリナーズ、イチロー
選手を撮った彼の写真が一面を飾っていました。仕事は違えども彼の活躍は私
のエネルギー。頑張らねば。また、今号の発行が遅れましたことをお詫びいた
します。


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